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最近、eスポーツについて「スポーツではないのにスポーツと言うのはおかしい」みたいな話が良く出てきます。一方で、「海外ではスポーツとして認識されている。日本人は遅れている」みたいな反論も。
全く噛み合わないこの議論。どうなっているのでしょう。
何故議論が噛み合わないのか?どちらが正しいのか?
そして今後、どうすればいいのか?などについてまとめます。
目次
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eスポーツとは?
eスポーツはおおまかに言えば「電子機器を用いた競技」のことです。
基本的にはゲームはその分類に入ります(種類によっては入らない)。
なのでゲームもスポーツであるという言葉自体は間違っていません。そしてスポーツ扱いをしないと「eスポーツを認めないなんて時代遅れだ」なんて言う人もいます。いわゆるドヤ顔で言われるとちょっとムカつくかもね。
でもそれが正しいのか?というとそうでもありません。eスポーツはスポーツではないという認識が間違っているわけではありません。その辺りは後述しますね。
日本はeスポーツの後進国
またeスポーツの分野では日本は後進国と言われています。これは実際にその通りで日本ではゲームに熱中している人はオタク、人付き合いが苦手な人みたいなレッテルを貼られることも多いです。
一方で海外では賞金の出る大会も多くゲームで実力のある人は尊敬されるほどに地位が確立しています。それがいいのか悪いのかは別として日本は海外よりもeスポーツの認知度や認識が低いのは間違いのない事実です。
世界のeスポーツ人口
そして世界のeスポーツ人口は1億人と言われています。
更にはeスポーツを観戦する人は4億人近いもいるとされています。
マイナーなスポーツ競技よりもその競技人口が多く、更には楽しんでいる人も多いということです。
日本のeスポーツ人口
日本のeスポーツ人口は400万人程度と言われています。
また観戦する人は160万人程度と言われています。
日本ではゲームはするけど人がゲーム対戦しているのは興味がないという人がほとんどということですね。またプロとしてゲームをしている人も少なく、海外とはかなり認識が異なります。
この辺りがeスポーツ後進国と言われる理由でしょう。この辺りは日本を上げて改善すべきところかもしれません。
eスポーツはスポーツと言っていいのか?
また、日本では「eスポーツはスポーツと言っていいのか?」という議論もなされています。これは日本人としては普通の感覚でしょう。ゲーム対戦をしている姿を見てもスポーツと分類するのには無理があると考える人も多いかもしれませんね。
様々な議論があるようですがその感覚は正しいです。
逆に知ったかぶって「海外ではeスポーツはスポーツと認識されている。日本は遅れている」などと日本時を馬鹿にするような発現をする人もいます。全くの間違いではないのですが、これは知識人というよりはちょっと痛い人と言ったほうがいいかと個人的には思います。
では何故、このような議論に発展するのかについて確認していきましょう。
日本での「スポーツ」の定義
日本でのスポーツの定義は体全体を動かすことを指します。マラソンなどの陸上や野球、サッカーといった競技などからジョギングのようなものまでスポーツとされます。
一方でゲーム、将棋、囲碁、チェスなどはスポーツの分類に入りません。
<日本におけるスポーツの定義> 体を動かすこと全般。激しく動かすものからそれほど激しくないものもスポーツに分類される。ゲーム、将棋、囲碁、チェスなどはスポーツに含まれない。 |
よって普通の日本人的感覚で言えばeスポーツがスポーツの分類に入るのがおかしいというのは普通のことです。
海外での「スポーツ」の定義
一方で海外における「スポーツ」と日本における「スポーツ」は意味合いが違います(便宜上、海外としますが現実には日本に認識が近い国もあると思われます)。
海外では競技全体のことを指します。体を動かすマラソンなど陸上や野球やサッカーなどの団体競技だけでなくチェスや将棋、囲碁もスポーツです。ただしチェスや将棋などはマインドスポーツと呼ばれます。
<海外におけるスポーツの定義> マラソンやサッカー、野球など体を動かすものはもちろんチェスや将棋などもこのスポーツに含まれます。チェスや将棋など頭を使うものはマインドスポーツと呼ばれます(ただし実力による差がはっきりと出て下剋上が基本的に起こらないものだけを指す。運の要素が強いギャンブル系のゲームは基本的にスポーツに含まれない)。 |
すなわち海外で言うスポーツは日本よりも幅広いのです。定義から違うので日本語にそのままeスポーツと言われると違和感があるのは当然なのです。
日本と海外とでスポーツの定義が違う
海外で言うところのeスポーツとは日本語にちゃんと訳するならばe競技だと思えばいいでしょう。言い換えればゲーム競技といった感じでしょうか。これならばしっくりくするかと思います。
すなわち日本と海外とでスポーツという言葉の定義自体が異なるので「eスポーツがスポーツに分類されるなんておかしい」なんて議論が起きる事自体が本来はナンセンスです。
まずは「eスポーツはスポーツでないから言葉として間違っている」という話があまり意味がないことが分かります。逆に「海外ではスポーツとして認識されているのに日本は遅れている」と言うのも、知ったかぶりで海外の話は何でも信用するという意味ではちょっと危険でちょっと痛いと思います。日本語としてそのまま考えるとおかしいというのは間違いありません。
ただしe競技(ゲームなど)と一般的な体を動かす競技(マラソンなど)の垣根は今後、VRの発達などで無くなっていく傾向にあると思われます。将来的にはルームランナーのようなものを使ってマラソン競技が行われる可能性もあるかもしれません。
eスポーツがオリンピック競技になる?
近い内にeスポーツはオリンピック競技になると言われています。
これはおそらく間違いのないところでしょう。
オリンピックというと神聖なものに感じるかもしれませんが基本的に商用媒体です。はっきり言えばお金で動いています。スポンサーの付く人気のある競技は取り入れたいのです。eスポーツがオリンピックにふさわしくないという意見は淘汰されていくことでしょう。
特にパラリンピックとの相性はよいとされています。障害者と健常者との差が出にくいeスポーツはお金になるだけでなく「垣根を超えるもの」という建前でオリンピックに取り入れられる可能性があります。やはりどうしてもパラリンピックは通常のオリンピックとは収益性が下がる問題があります。スポンサーも付きにくい。そんな状況に一石を投じる可能性があるかもしれません。
アジア大会では開催決定
オリンピックでの正式採用はまだですが2022年に中国・杭州で開催予定のアジア競技大会ではeスポーツが入ることが決まっています。
このアジア競技大会での盛り上がりや収益性によってはオリンピックでの正式種目として採用される可能性があるかもしれませんね。
高額スポンサーが付く?
海外ではeスポーツ大会での優勝賞金が数億円にもなるものが多いとのこと。
この規模であればスポンサーはかなりのお金を出すことでしょう。
一般のスポーツよりも垣根が低いこともあってオリンピックなどで話題になれば競技に参加する人はうなぎのぼりに増える可能性が高くそういった意味でもスポンサーはお金を出しやすい。
アジア大会からオリンピック大会へ、そして様々なところでeスポーツが広がっていく可能性はあります。
まとめ
- 「eスポーツはスポーツではない」みたいな議論は意味がない。単なる定義の違い
- 「海外は既にスポーツとして認知」みたいな意見もおかしい。海外なら何でも信じるという意味では海外信仰強すぎでちょっと痛いかと
- eスポーツの分野では日本は遅れているのは間違いない。国を上げて対策を講じる必要がありそう
- eスポーツは今後オリンピックの正式種目になる可能性高い。世界レベルで急拡大する前に日本としても何とかしたいところ
今回はeスポーツについてまとめました。
「eスポーツはスポーツではない」みたいな議論が多いですが、その議論自体はあまり意味がありません。単なるスポーツという言葉に対する定義が違うだけの話です。
日本に課題があるとすれば世界標準になってきているeスポーツに対して業界がどのように動いていくのか?ということでしょう。今後は間違いなく市場規模が大きくなっていきます。日本が遅れているとせっかくのチャンスを逃してしまう可能性があります。
日本での認知度を広げると共に世界的な戦略を練っていく必要があることでしょう。
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最近では茨城国体にも競技として実施されましたね。
個人的に「これはスポーツだ!」、「これはスポーツでない!」という議論に対しては別にどちらでもいいと感じていますが、これまでの常識に捉われずに国や世界が新しいことを取り入れていくのはとても良いことだと思っています。