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韓国の2019年5月の輸出が前年同月比で9.4%減少だったようです。
輸入も減っており企業活動が収縮している状況と言えます。
韓国はこのままどうなっていくのでしょう?2019年5月の状況を詳しく見ていきます。
目次
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2019年5月の輸出が減少
韓国の2019年5月の輸出、輸入が減少したようです。
昨年同月比で輸出は9.4%減の459億1000ドルとなっています。およそ10%の減少ということで2月の11.1%減少以来の悪い数字。
昨年12月(-1.2%)、今年1月(-5.8%)、2月(-11.1%)、3月(-8.3%%)、4月(-2.0%)ということで6ヶ月連続で前年を下回っている状況となっています。
悪化の原因は主に半導体需要の低迷、そしてアメリカと中国の貿易戦争の影響となります。
今後はアメリカと中国の貿易戦争が本格化します。更に企業活動が厳しくなることが予想され韓国は困難な状況に陥りそうです。
2019年5月の輸入も減少
一方で輸入は1.9%減の436億4000ドルの減少。それほど輸入は減っていないので内需の経済収縮はそれほどでもないようです。1つの安心材料とも言えるかもしれません。
ただし輸入の減少が小さいというのは良し悪しで、今回の場合は輸出が大きく減っているにも関わらず輸入があまり減らないことで貿易黒字が大きく減っています。
貿易収支は22億7000万ドルの黒字とのことで前年よりも大幅に減っています。
2019年5月の経常収支とGDP
あと気になるのが2019年5月の経常収支です。韓国では貿易収支がプラスの一方でサービス収支がマイナスという傾向が今まで続いています。
そのため、経常収支は22億7000万ドルよりも小さい数字になる可能性があります。韓国の観光が回復傾向にあるということでサービス収支も改善していると見られ、2019年5月の経常収支はマイナスにはならないと思われますが昨年比で経常収支の大きな減少は避けられないでしょう。
そして貿易収支の減少はGPDの引き下げ要因にもなります。2019年1月~3月のマイナス成長が大きな話題となりましたがそれでも貿易収支は毎月50億円以上の黒字でした。そこから考えると2019年4月~5月も引き続きマイナス成長になっている可能性があるかもしれません。
仮に2019年4月~6月がマイナス成長ということになったらそのインパクトは2019年1月~3月のマイナス成長とは比べ物にならない大きなものになることでしょう。
米中貿易戦争・半導体不振の影響…韓国、5月の輸出9.4%減少
韓国の5月の輸出が前年同月比9.4%減の459億1000ドルとなった。輸入は同比1.9%減の436億4000ドルだった。 産業通商資源部が1日に発表した「5月の輸出入動向」によると、輸出は昨年12月(-1.2%)、今年1月(-5.8%)、2月(-11.1%)、3月(-8.3%)、4月(-2.0%)に続いて5月まで6カ月連続で減少した。 産業部は輸出不振の理由に米中貿易紛争、半導体業況の不振、中国景気の減速などを挙げた。米国や中国など世界主要国の輸出も不振が続いたと分析した。 産業部は金額基準では輸出が減少したが、5月の輸出量は4月に続いて増加したと説明し、「輸出不振は単価の下落が主な要因」という見方を示した。 貿易収支は22億7000万ドルの黒字で、88カ月連続の黒字となった。 引用元:米中貿易戦争・半導体不振の影響…韓国、5月の輸出9.4%減少(中央日報(ヤフーニュース内)2019年6月1日) |
一方で以下の記事では輸出量自体は減っておらず、今後は単価が変わることで改善の可能性もあるとしています。輸出が増えている部門も多く、半導体需要などが伸び輸出単価が回復すればいいのですが、、、世界経済の動きを見る限りは厳しいかもしれません。
米中貿易紛争の中、5月の輸出の半分年目の下落… 貿易黒字63%減(総合)
(以下、一部引用) 輸出増減率は、3月-8.3%から4月-2.0%に減ったが、米・中貿易紛争の半導体業況不振、中国の景気減速などの影響で5月に下落幅が再び拡大した。 輸出量は今年4月2.3%に続き、先月0.7%で2カ月連続の増加を続け、肯定的な信号を送った。ただし増加幅は前月より大幅に減った。 輸出単価は昨年4月-4.3%から-10.0%で下落傾向がより大きくなった。 今月の輸出減少率が輸出量ではなく、輸出単価の下落に大きな影響を受けたことは、今後の単価が上がると輸出も改善される余地があることを示している。 品目別にみると、昨年の韓国の輸出の好況期を導いた半導体輸出増減率は、4月-13.7%から-30.5%に低下し幅が倍以上拡大した。 半導体単価の下落、グローバル情報技術(IT)企業のデータセンターの在庫調整、スマートフォンの需要停滞、昨年急成長に伴う反動などが複合的に影響を与えた。 石油化学(-16.2%)、ディスプレイ(-13.4%)、石油製品(-9.2%)、鉄鋼(-7.6%)、自動車部品(-7.5%)なども振るわなかった。 それさえも、別の主力品目である自動車(13.6%)・船舶(44.5%)が二桁の増加率を見せて宣伝した。 自動車は、韓国のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)・エコカーの輸出好調、船舶は液化天然ガス(LNG)運搬船・超大型原油運搬船(VLCC)の輸出好調が肯定的な要因として作用した。 二次電池(5.2%)・電気自動車(58.0%)・有機発光ダイオード(OLED・3.7%)のような、新輸出成長動力品目も好調を見せた。 (一部引用ここまで) 引用元:米中貿易紛争の中、5月の輸出の半分年目の下落… 貿易黒字63%減(総合)(聯合ニュース2019年6月1日) |
韓国の反応など
輸出が減っていることなどに対する韓国の主な反応は以下の通りです。
ざっと見た感じとしては政府に対する不満が多いようです。
<輸出が減っていることなどに対する韓国の反応>
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まとめ
- 2019年5月の輸出が前年比9.4%と大きく減少
- 輸入は1.9%減
- 貿易黒字も大幅に減少
- 今後はアメリカ中国の貿易戦争が本格化、更に厳しいか?
2019年5月の輸出が前年比9.4%と大きく減少しました。貿易黒字も60%もの減少ということで危険な状況になりつつあります。
あとは経常収支がどうなっているか気になるところ。仮にマイナスに突入することになれば大きなインパクトとなり現在の韓国株価低迷、ウォン安が更に深刻になるかもしれません。危険な状況が続いていると感じます。
(参考:ドルウォンレートの推移)
2019年6月は償還があったような?下手をすれば何らかの形で爆発するかも?今後も韓国の状況は要チェックです。
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