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韓国の第3四半期の出生率0.88、通年で今年も出生率が1.0以下になることが濃厚との報道が出てきました。





目次
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記事「【韓国】韓国3Q出生率0.88、通年で1.0以下濃厚に」より
記事をざっくりとまとめると以下のような感じ(以下のリンク先は韓国語なので翻訳機能などを使って確認ください)。
記事タイトル:【韓国】韓国3Q出生率0.88、通年で1.0以下濃厚に
<記事をざっくりまとめてみると>
参考元:【韓国】韓国3Q出生率0.88、通年で1.0以下濃厚に(NNA2019年11月28日) |
韓国の出生率減少が止まらない
韓国の出生率の減少が止まらない状況となっています。
2019年第3四半期の出生率は0.88で同期比では過去最低を記録。2019年9月の出生数は2万4123人で前年同月より1943人の減少(-7.5%)ということでやはり過去最低を更新。
韓国では2018年に0.98になり世界で唯一出生率が1を切る国ということで騒がれていましたが今年は更にその数字が下がることになりそうです。世界でダントツに低い数字を更新するのはほぼ確実。
(参考:韓国の出生率2018年は0.98で確定)
問題が深刻なのは出生率が極端に低いことだけでなく、それが更に下がっており下げ止まっていないということ。2016年4月から42カ月連続の前年比マイナスを更新中です。
(参考:韓国の出生率の推移)
2018年の出生率0.98は衝撃的な数字ですが、2019年は更に下がって、このままだと0.9程度になると思われます。2020年は更に下がって0.9を切ることになるかもしれません。
このように出生率が下がっている原因は様々でしょうが、やはり経済が落ち込んでいるというのが大きい。出産どころかその前段階の結婚をする人が減っています。
(参考:韓国の結婚件数と離婚件数の推移)
韓国では結婚するのに多額な費用が必要になるとされ、平均して2000万円程度必要とも言われています(今は多少なりとも下がっていると思いますが)。仮に男女折半するとしても1000万円が必要になるわけです。
今の韓国の若年層(16~29歳)の失業率は少し良くなって10%を切っていますが実質的には25%ぐらいとも言われており4人に1人は仕事をしていない状況。それで1000万円ものお金を用意することができるはずもありません。
更には男性には徴兵制度なんてのもあるわけで20代前半に2年ぐらいは仕事ができない(日本の自衛隊のように給料は出ません。少ない手当のみ)。更に日本よりも大学や大学院への進学率も高いので仕事を始める時期も20代後半になる人が多い。
結婚する人が多いとされる30代前半に若者で結婚費用を用意できる人が少ないわけです。そうなると親の世代にお金を出してもらうしかないということになるのですが、最近では親の世代も子育てをするのにお金を使い果たして借金を持つ人が増えています。韓国では受験戦争が厳しく、小学生で塾に行くのも当たり前で養育費用でお金を使い果たすのです。貯金どころか借金がある人も多く、とてもではないのですが子供の結婚費用を捻出できない。
(参考:韓国、家計負債の推移とGDP比)
そして女性の社会進出も1つの問題になります。女性が社会進出することは素晴らしいことですがそれによって結婚をしない女性が増えている状況。これは日本と同じ問題ですが結婚する際に仕事を辞めざる得ない、もしくは出産する時に仕事を辞めざる得ないという人が多い。そういった先輩を見た女性が仕事を続けたいとうことで結婚願望が無くなっているのです。
あとは韓国掲示板などを見ると結婚した人の意見を聞いて、お金と時間の自由のない結婚生活(地獄のようとも表現されている)に嫌気が指している若者も多くなっています。独身でいたほうがいいと思う人が増えているわけです。この辺りは日本と同じ問題をかかえています。
という感じで日本と同じ問題、そして韓国ではそれ以外に若年層の失業率が高い、結婚費用がかかる、そして徴兵制などがある、子供の教育にお金をかけすぎて親も貧乏になっているなど様々な要因が重なって日本以上に出生率が下がっている状況になります。
2020年からはおそらく韓国でも人口減少が始まることでしょう。そして出生率が日本よりも圧倒的に低いことで急激に人口が減少し高齢化社会に突入することになる可能性が高くなっています。
また高齢化社会になっていなくても福祉のお金が足りない韓国。今後、高齢化社会になったら更に福祉のお金が必要になるわけで財政悪化が進むことになるでしょう。韓国の将来はかなり心配です。
(参考:韓国で基礎年金の予算も枯渇、予備費を投入する事態に)
(日本も負けず劣らず心配ではありますが、、、)
韓国の反応
韓国の主な反応は以下の通り。
<韓国の主な反応>
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まとめ






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韓国は国としてこの出生率低下問題をどのように対策していくのか今後に注目していきたい。日本もそれを見ていいところは見習って欲しいな。
結婚に1人1000万かかるってすごいですね。
何にそんなにかかるんだろうか・・・
1.0を下回っているのは厳しいですね。韓国の反応のところを読んだら、今の日本の状況と同じでビックリしました。不妊治療などに費用を使ってほしいという声があるようですが、日本も同じでこっちの方に費用を使って補助してもらった方が良いのではないか?と思います。
韓国の出生率が世界一低いということは、以前からの報道で知っていましたが、0.88になりそうとはすごいですね。
日本は1.4ですからね。
すこし前「老いるアジア」として、中国や韓国の少子高齢化が話題となりましたが、傾向は変わっていませんよね。
世界人口は70億人を越えて80憶人くらいに伸びそうですが、
中国、日本、韓国、台湾といった東アジアは、世界的に見て
少子高齢化スピードが速いですよね。
コレは大変な事だと思います。国を支える人がどんどん少なくなる、日本たひどいと思ってたけど1.0を下回るとか早急に対策を。
結婚費用が2,000万円とは…。初めて知りました。
日本では、最近はあまり費用をかけない結婚式や、もしくは式を挙げずに入籍だけで済ますとか様々な方法がありますが、韓国では無理なのでしょうか。
他にも、徴兵時の給料の問題などなかなか厳しい現実があり、出生率の向上は難しそうですね。