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韓国が資本流出に怯えている理由についてまとめられている報道があったのでチェックしていきます。
目次
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記事「韓国が今こんなにも「ウォン安→資本流出」に怯えている理由」より
記事をざっくりとまとめると以下のような感じ。
記事タイトル:韓国が今こんなにも「ウォン安→資本流出」に怯えている理由
<記事をざっくりまとめてみると>
参考元:韓国が今こんなにも「ウォン安→資本流出」に怯えている理由(現代ビジネス2020年1月9日) |
韓国が金融危機を起こしやすい理由
今回の記事では韓国が金融危機を起こしやすい理由、そしてそれに対応できない事情などがまとめられています。
韓国が金融危機を起こしやすい理由
まず韓国が金融危機を起こしやすい理由は以下の2つです。
- ウォンの流通量が少ないので資本の取引に影響を受けやすい
- 資本取引規制が緩いので資本流出が起きやすい
韓国は数年来、貿易黒字を続けているので本来ならばウォン高になるはずなのですが(黒字で残ったドルをウォンに交換するのでウォン高になるはず)、2019年は資本流出が続いたのでウォン安になっているという状況です。
本来の動きとは逆になっているということで韓国からの資本流出が相当大きいということが分かります。
2019年は何故、資本流出が起きたのか?
では何故2019年は資本流出が起きたのでしょう?
2019年はアメリカ中国の貿易戦争で世界経済の見通しが悲観的になったことで韓国に流入した資本が逃げ出したのです。
そのため急激にウォン高になった。2019年も韓国は毎月、貿易黒字を続けているので本来ならばウォン高にならないとおかしいのですがウォン安になったということで資本流出が続いているということが分かります。
そして記事にはありませんが資本流出が続いた原因にはは文政権の政策の失敗もあります。韓国国内の企業環境が悪いので企業は韓国から海外に逃げました。逆に韓国に入ってくる企業は減った。そのために資本の流出の方が大きくなったということです。
資本流出により韓国国内経済がますます厳しい状況になっています。
外貨準備高でウォン安防衛ができない場合も
仮に資本が流出して過度なウォン安になった場合は外貨準備高で防衛します。しかしながら外貨準備高では防衛できない場合もあります。
記事によると、それは外貨準備高のほとんどが証券だからとしています。そして記事ではほとんどがドル建ての証券とありますが、ドル建てでない証券もかなり多いと思われます。その理由は韓国の外貨準備高がドル安の時に増え、逆にドル高の時に減るからです。2020年12月はドル安に動いたので外貨準備高が増えて過去最高を更新しています。
(参考:韓国、2019年12月の外貨準備高が3か月連続で最高更新)
外貨準備高は増えてはいるものの、ウォン安防衛するには不十分の可能性もあるということで何とも難しい状況になっています。
また過去には日本やアメリカが韓国の通貨危機を救ってきましたが韓国はそれには感謝していません。逆に批判めいた発言が多い。そのために日本では韓国を二度と助けるべきではないという論調が多くなっています。
更には日韓関係、米韓国関係も悪化しており韓国通貨危機が起きた場合に救ってくれる国がないかもしれません。
(参考:韓国通貨危機の時の日本支援と韓国の反応)
2019年も1ドル1220ウォン近辺までウォン安が進みました。今年は昨年よりもウォン安でスタートしたので更に危険な状況に陥る可能性もあるかもしれません。
2020年の韓国は国内経済も悪化中で過去最高に危険な状況になりつつあるのかもしれません。
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ウォンと米ドル、ウォンと日本円にしても、為替議論は、論理を構築した説明がとても難しいし、説明受けたとしても、現実的に相場予測は、当たらない。
当面指摘できるのは、韓国ウォン相場は資本取引の影響を受けやすいし、韓国経済の実情では、厳しい資本取引規制も難しい、ことぐらい。
「オマエは私見も披露せず、結局何も言っていないでないか、と言われるとその通り。」
2020年も注意深く、相場を見ていくだけです。
ウォンで聞くけどウォン安でもウォン高でも余り関係ないかなぁ。だから何って感じ。