韓国2019年のGDP成長率は2.0%の最低ラインをクリア?

韓国2019年GDP成長率2.0%を達成!
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韓国2019年のGDP成長率は2.0%となりました。最低ラインを超えたという声もありますが現実に良い数字と見て良いのでしょうか?実は詳細を見ていくとかなり怪しいところです。実際に記事の内容などをチェックしていきましょう。

目次


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記事「2%台の成長、政府寄与度が75%、民間消費増加率は6年ぶりに最低」より

記事をざっくりとまとめると以下のような感じ(リンク先は韓国語です)。

記事タイトル:2%台の成長、政府寄与度が75%、民間消費増加率は6年ぶりに最低

 

<記事をざっくりまとめてみると>

  • 2019年の韓国の経済成長が10年ぶりに最悪、世界的な金融危機を経験した2009年(0.8%)以来の最低で経済成長率が2.0%となったことが分かった
  • 2019年の韓国の経済成長は1.9%になると予想する向きもあったが第4四半期に1.2%成長(民間0.2%、政府1.0%)となりぎりぎり2.0%に乗せた
  • それも政府がスーパー予算を編成して拡張財政政策を積極的に繰り広げ景気後退を全力で食い止めた結果
  • 2020年1月22日、韓国銀行が発表した「実質国内総生産(GDP)速報値」によると昨年記録した経済成長率2.0%のうち主体別成長寄与度は民間が0.5%ポイント、政府が1.5%ポイントを記録。実に75%が政府寄与によるものだった
  • 政府の成長寄与度が民間成長寄与度を上回ったのは2009年以来初めてのこと
  • 支出項目別に調べても、政府の消費の増加だけ目立つ状況、2018年5.6%成長した政府消費は昨年も6.5%の高い成長率を続けた。これも2009年の6.7%以来と10年ぶりの最大値。逆に民間消費増加率は1.9%にとどまり、2013年(1.7%)以来6年ぶりに低い数字
  • 政府は2.0%を守ったことに意義を見出そうとしているが2018年末に発表した「2019経済政策の方向」では2019年の成長率目標を2.6〜2.7%と予想、2019年7月に2.4~2.5%と下方修正と下方修正を繰り返していた状況での数字
  • 惨事とも言える状況だが政府は国際的な景気減速、国内的な景気が鈍化・調整局面で2.0%は善戦したと説明

参考元:2%台の成長、政府寄与度が75%、民間消費増加率は6年ぶりに最低(世界日報2020年1月22日)

 

2019年は韓国GDP成長率は2.0%と厳しい年に

2019年は韓国のGDP成長率が2.0%と非常に厳しい年になりました。全体的に見て文政権の政策失敗による部分も大きかったと思われます。

 

2019年第4四半期GDP成長は1.2%成長、2019年のGDP成長率はぎりぎり2.0%に

2019年第4四半期は1.2%成長ということでぎりぎり2.0%に乗りました。政府はこの数字で心理的ラインを超えたと自画自賛しています。

なんとか名目を保ったという感じでしょうか?

しかしながらその内容を見ていくと何ともお粗末な話になっています。

 

内訳を見るとほとんど政府支出

韓国の第4四半期のGDP成長1.2%のうち1.0%が政府支出によるもので民間は0.2%と低成長が続いています。

2019年全体を通してみても民間0.5%に対して政府1.5%ということで全体の75%が政府が寄与していることが分かります。すなわち政府が大幅な予算を組んでぎりぎり2.0%の防衛ラインを維持したということです。

これが仮に政府寄与が1.0%程度だったら1.5%成長だったわけで大惨事という状況。大規模予算を組んで無理やり頑張ってようやく2.0%に乗せたという状況です。

 

民間の伸び悩みは文政権の政策失敗

このように政府予算を使ってなんとか2.0%を達成したわけですが民間はほんの0.5%の寄与度となっています。

GDPの民間寄与度は低く、かなり伸び悩んだ状況。

その民間の伸び悩みの原因は文政権の政策の政策の失敗と言えるでしょう。文政権が最低時給を急上昇させたために企業は雇用をためらいました。そして国内でやっていけない企業は海外に移動。耐えられない企業は倒産するところも。多くの自営業が破綻しました。

更には企業の税率をアップさせたことで企業活動が萎縮、企業は雇用を減らしただけでなく投資なども減らす結果となっています。

当然のように韓国国民は財布の紐をきつくして消費も低迷、デフレの声も聞こるように。

(参考:韓国のデフレ事情、11月消費者物価指数は前年比+0.2%だが前月比-0.6%

政府の政策の失敗で民間経済は悪化、投資が減少し消費も低迷しGDP成長の民間寄与度は0.5%と低迷してしまった。その状況を覆すべく経済を政府がむりくり予算を組んでぎりぎり2.0%を達成したということです。

 

政府の無理な予算編成

そして気になるのはその韓国政府の無理やりな予算編成です。韓国政府は2019年にスーパー予算を組みました。

文大統領が野党時代には「政府債務がGDP比40%を超すことは許さない。財成が悪化する」と当時の政府を批判していましたが、現実には2019年の予算を組むと余裕で40%を越してしまうということで統計手法を変更してまで40%以内に収めました(何故か韓国マスコミでここに文句言うところがほとんど無い)。

自らが批判していたことを自らが行い、それを統計計算手法まで変更してごまかしているということでかなり無茶苦茶な話(他人がやれば不倫で自分がやればロマンスの政府バージョンですね)。とんでもない話です。

そんな感じでかなり無茶苦茶なことをして2018年に比べると約10%も増やした2019年のスーパー予算。それでようやく政府1.5%の寄与を確保してようやく達成したのが2.0%成長です。

悪い言い方をすれば政府がインチキを重ねてようやく掴んだ2.0%成長。それでも10年来で最悪の数字、予想とはかけ離れた数字で本来ならば最低の評価になるはず。それでも自画自賛できる韓国政府はいつもながらに凄いです。そしてそれを追求するマスコミが少ないのも問題と言えるでしょう。

あと個人的には第4四半期が多少良くなっても2.0%成長は無理と思っていました。政府予算のかなりの部分を第3四半期までで使い果たしていたからです。それなのに第4四半期は政府寄与は1.0%成長ということでこの部分は何かおかしいのでは?と思うところ。相当な予備予算とか投入したのでは?この辺りも本来は韓国マスコミが追求すべきところでしょう。

 

2020年は超スーパー予算

また2019年は前年比10%近くも増やしたスーパー予算だったのですが、2020年はそこから更に10%近くも増やした超スーパー予算になります。まるでサイヤ人のように留まることを知らない急上昇。(2021年にはエクストラ超スーパー予算とかになるかも?)

(参考:韓国の2020年予算512.3兆ウォンで9.1%増

当然のことながら2020年予算は税金などの収入では全く足りません。がんがん国債発行をするわけで政府の借金はうなぎのぼりになります。統計手法をごまかしてGDP比の政府債務40%を達成しましたがそれも厳しくなるところ。

政府は政策の失敗を予算を増やして(すなわち政府の借金を増やして)隠しているような状況。そしてそれをそれほど咎めもしない韓国マスコミ、そして韓国国民。韓国の将来が不安な状況となっています。

借金してそのお金を投資して経済成長を続けようというのは発展途上国ではまだいいのですが韓国はその段階ではありません。借金だけが大幅に増えGDPはそれほど増えないので心配なところです。

(参考:韓国の政府債務が急激に悪化、9年後には1490兆ウォン?デフォルトの危機の可能性も

 

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2 件のコメント

  • 悲惨な経済報道を効き続けてきた割には、成長率2.0%は、まずますと感じましたが、主体別成長寄与度が民間0.5%(政府1.5%%)との説明で、納得。政府債務は、かつて文氏が批判していた対GDP比40%超えですか。
    厳しい経済状況は続きますね。

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