米国の専門家らは韓国の新型肺炎の検査能力を称賛!

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米国の専門家らは韓国の新型肺炎の検査能力を称賛しています。明らかに日本よりも検査数が多いからです。その辺り何が違うのか韓国と日本の検査状況などをチェックしてきましょう。


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記事「「韓国の新型肺炎対応驚くほど」…検査速度に驚き、市民の努力を称賛」より

記事をざっくりとまとめると以下のような感じ。

記事タイトル:「韓国の新型肺炎対応驚くほど」…検査速度に驚き、市民の努力を称賛

 

<記事をざっくりまとめてみると>

  • 韓国では新型コロナウイルスによる肺炎患者数が2月26日午前基準で1000人に迫るほど増えたが米国の専門家らは韓国の新型肺炎の感染拡大に対する検査体制などを称賛する声も
  • 米時事週刊誌タイムズは診断を行う当局の優秀な検査能力を取り上げた
  • 韓国専門家である韓国ジョージ・メイソン大学のアンドレイ・アブラハミアン交換教授はタイムズとのインタビューで「韓国で感染者が多く発生したのは診断能力が優れているため。自由なメディア報道と民主的に信頼できるシステムを備えているため」と称賛(ただし感染の専門家ではない)
  • 韓国国内で新型肺炎の検査を受けた人数は3万2000人に達する。そして2月22日には診断件数が9424件にも達した。検査当局の優秀な診断能力が自由なメディア報道を通じて伝えられるシステムのおかげで韓国の感染者数が急速に増加している状況
  • 韓国では通りと公共施設、地下鉄駅、コーヒーショップ入口などに消毒液が置かれており、市民はマスクを使うなど感染拡大阻止に向け努力しているとも伝えている
  • 医学博士のスコット・ゴットリーブ元米食品医薬品局(FDA)局長も韓国の速い検査スピードに敬服するツイートを上げた。彼は2月22日に当時韓国疾病管理本部が発表した新型肺炎発生現況統計資料を示し、「韓国保健当局の新型肺炎報告は非常に詳細だ」と評価

参考元:「韓国の新型肺炎対応驚くほど」…検査速度に驚き、市民の努力を称賛(中央日報2020年2月26日)

 

韓国の新型肺炎対策は優秀?

韓国と日本は新型肺炎対策はかなり異なります。その辺りの情報を見ていきましょう。

 

韓国の新型肺炎検査数は日本よりも圧倒的に多い

韓国の新型肺炎検査数は日本よりも圧倒的に多いとされています。既に数万人の検査をしているということで全数検査を目指すローラー作戦。具合が悪い人は全部検査してしまう方針です。

震源地となった新天地イエス教会の20万人にも及ぶ教徒の名簿も入手して全ての教徒の検査をするとしています。

一方で日本は新型肺炎であることを臨床的に強く疑われる患者の確定診断のために行っています。日本と韓国の新型肺炎の検査は対照的と言えるでしょう。

世界から見ると韓国の方が日本よりもしっかりしていると感じることでしょう。

 

PCR検査の限界、8割は軽症で済むという現実

ただし今回の新型肺炎についてはPCR検査が行われるのですがその感度は30~70%と言われておりその診断能力に疑問の声もあります。

視点を変えれば新型肺炎になっていないのに確定診断が出てしまう可能性もある。すなわち検査自体の感度の問題があるということも大前提に考えるべきです。

また多くの人が検査を求めると医療現場が混乱します。最悪の場合、早く対応すべき重症患者への対応が遅れてしまう可能性も。

医療現場はそれほど余裕があるわけでもないので、日本では新型肺炎であることを臨床的に強く疑われる患者の確定診断のみに使っています。

また8割は軽症で済むという現実を考えると軽症患者に対しても検査にリソースをかけるべきなのか?という問題もあります。

総合的に考えて日本では新型肺炎を強く疑われる人、症状が重い人に限って検査をしているという状況。

(参考:新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました(BuzzFeedJapan2020年2月26日))

また「日本で検査が少ないのは政府が感染者数を少なく見せたいからだ」という陰謀論も出ていますがそれは明らかにおかしな理論で、日本は日本なりの考え体制で検査をしているということです。疑問に思う人は先にリンク先にある日本の感染症の専門家の情報もしっかりと確認してください。

 

韓国では医療体制の崩壊も危惧される

世界的には韓国の検査体制の方が支持されるかもしれませんが、現実問題として韓国では医療体制の崩壊も懸念されています。

確定診断が出てしまえば入院となる患者も増えることでしょう。そうなると医療機関が早々にパンクしてしまう可能性がある。

現実に大邱では重症患者さんが救急車で搬送されましたが病院に余裕がなくたらい回しにされて死亡したという事例があります。この先まだまだ確定診断が出てくる中で、現時点で既に医療体制がパンクに近い状態なのです。大邱は既にかなり厳しい状況にあると言えます。

今後、検査が進めば大邱だけでなく他の地域でも医療体制の崩壊が懸念されます。

日本と韓国の新型肺炎の対応、どちらが良いのか判断するのは困難、単純に判断できる問題ではないと言えるでしょう。

 

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4 件のコメント

  • 新型肺炎の防疫にも国民性が出てきているね。
    韓国人は情緒で動くからパニックになりやすい。ウソが日常の不信社会だからデマに踊らされる。思考に中庸がなく走り出したら止まらない。『目的地に到着すること』がいつの間にか『走ること』に専念する。片っ端から検査するので感染も同時に拡大。医療現場は崩壊。通常の医療が阻害され必要な患者が放置される。

    中国を見るまでもなく感染を防ぐことはもはや無理だ。すでに世界中に蔓延している。こうなった場合、重症者を優先するのは当然の帰結だ。検査数とスピードと感染者数を誇って何になる。こんな事をほめられて喜んでいる場合か。韓国は自国の病院が封鎖されている現実を見なければいけない。日本はこのことを予期してむやみな検査を奨励していない。感染したら重症化を防ぐ治療する、これで十分だ。新型肺炎に効果が期待できるアビガン投薬が決定されたが、韓国はこの薬を巡ってマスクの時のように『奪い合い』を演じるだろう。

    必要な人に必要な検査をし必要な治療をする。これが重要だ。残念ながら韓国は無駄な検査に労力をつぎ込んでこれができていない。

  • 検査能力の称賛なのか、医療現場のパンクの先を見据えていないのか、いろんな見解があって結構。
    上から目線とか、経営サイド目線と言われようが、
    各メディア、行政、直接みなすを受けない勢力からの「あおり」
    を感じる。
    インフルエンザ等との比較含めて、感染者や、感染力の強弱、致死率等、数字でもう少し、考えた方がいいと思う。

  • 日本と韓国の対応でどちらが正しいとは言い難いですね。
    ただ、予防接種や薬の投与ではなくあくまで検査でしかないので、そこに労力とお金をたくさんかけても感染拡大防止にはならないように感じます。

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