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韓国外貨準備高が大幅に減少しました。やはり為替介入などを行い外貨準備高が減少したようです。その辺り報道の内容をチェックしていきましょう。
目次
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記事「韓国の外貨準備高 約90億ドル減=リーマン・ショック以来の下げ幅」より
記事をざっくりとまとめると以下のような感じ。
記事タイトル:韓国の外貨準備高 約90億ドル減=リーマン・ショック以来の下げ幅
<記事をざっくりまとめてみると>
参考元:韓国の外貨準備高 約90億ドル減=リーマン・ショック以来の下げ幅(聯合ニュース2020年4月3日) |
韓国の2020年3月の外貨準備高が90億ドルもの大幅減少
韓国の2020年3月の外貨準備高が90億ドルもの大幅減少となりました。
韓国の外貨準備高は世界9位水準
韓国は過去に金融危機が何度もあったことで外貨準備高を積み上げ金融危機に備えています。その規模は4000億ドル以上で世界9位水準。数字だけで単純に考えれば世界で9番目に金融危機が起きづらい国ということになります。
過去の大きな金融危機は1998年~1999年のアジア通貨危機、2008年~2009年のリーマンショックの2つ。他にも金融危機がささやかれた時期が何度かあります。
アジア通貨危機の時にはIMFの救済を受けました。リーマンショックの時は中国、アメリカ、日本との通貨スワップ協定を結ぶことで何とかぎりぎり踏ん張りました。
2020年3月は急激なウォン安ドル高で韓国の通貨危機?
そして2020年3月は急激なウォン安となりました。リーマンショック以降の危機とも言われ韓国ウォンも大幅下落。ドルウォンは1200ぐらいの水準から一気に1290まで上昇しウォン安になりました。
1300以上になると危険、1400以上になると本格的に危険と思われ、韓国としては危機を感じる状況になっています。
韓国の危機到来か?というところでしたがそこで韓国に朗報が。
なんと韓米為替スワップ協定が結ばれましたのです。
韓米為替スワップ協定
アメリカは2020年3月19日に世界各国のドル不足をふせぐために世界各国と為替スワップを結びました。世界各国の市場へのドル供給で米韓為替スワップ協定もそのうちの1つ。600億ドル規模です。そのうちの120億ドルは市場に導入したとされています。
米韓為替スワップは市場へのドル供給なので為替介入には基本的に使えませんが市場へのドル供給に割り当てることができるので韓国としてはありがたい。これで自前の外貨準備高を市場へのドル供給すること無く為替介入に使うことが可能です。
(参考:韓米通貨スワップの復活で韓国が万全に?(2020年3月))
そして韓米為替スワップで多少は市場が落ち着きドルウォンレート1210ぐらいまでウォン高になりました。ほっと一息の状況。
外貨準備高が90億ドルの大幅減少
2020年2月 | 2020年3月 | 増減 | |
合計 | 4092 | 4002 | -90 |
証券 | 3712 | 3576 | -136 |
現金 | 271 | 317 | +46 |
(単位:1000億ドルです。証券、現金以外の項目は大きな変動はないので省略しています)
それでも、韓国の外貨準備高は減少しています。
2020年3月末の外貨準備高が90億ドルの減少で4002億1000万ドルとなりました。これはリーマンショック以降で最大の下げ幅とのこと。
まだ4000億ドル水準の金額でまだまだ余裕はあるものの金融危機は始まったばかり、しかも韓米為替スワップというカードはすでに切っているわけで予断を許さない状況と言えそうです。
外貨準備高の内訳として大きく変動しているのが有価証券と現金です。
有価証券が3576億ドルで前月比136億2000万ドルの減少。預金は317億2000万ドルで46億2000万ドルの増加となっており金融危機に備えて有価証券を大きく現金化した動きがあったと見るのが自然でしょう。
すなわち有価証券を現金化した136億ドルのうち90億ドル近くを為替介入に使い外貨準備高全体が減少、そして残りの40億ドルが預金として残っている形と言えそうです。
あとドル高によってドル以外で積み立てている外貨準備高が実質減少しているという情報もありますがそれがどの程度の割合になるのかは不明。
残り4000億ドルもあるから大丈夫?
韓国の外貨準備高は残り4000億ドルもあるから90億ドルぐらい減ってもまだまだ大丈夫と言っても良いのか?それは微妙なところだと思われます。
4000億ドルといっても全て使える訳ではありません。すぐに現金化することが困難で使えない部分もあるとされています。すでにかなり厳しい状況の可能性もあります。
(参考:韓国、外貨準備高の実態)
過去には中国、アメリカ、日本との通貨スワップで乗り切ったが今回は困難?
リーマンショックの時は2500億ドル規模もの外貨準備高がありましたがそれでも厳しく、中国、アメリカ、日本との通貨スワップ協定で何とか乗り切りました。何と言ってもアメリカや日本が後ろ盾についたのは大きい。市場関係者の中には売り仕掛けする向きもあったでしょうが、バックが大きいと売り仕掛けしずらい状況になります。
しかしながら今回は日本との通貨スワップ協定、すなわち日韓通貨スワップ協定は厳しいと言われています。その理由はやはり韓国側にある。「日本と通貨スワップ協定を結んでやってもいい」といった感じの対応だからです。日本としては必要なく積極的に動く理由はありません。
(参考:韓国教授「日本の立場でも日韓通貨スワップ協定が必要だ」と上から目線の謎理論)
(参考:韓国銀行総裁「日本との通貨スワップも意味がある」と謎の上から目線)
韓国のマスコミも日韓通貨スワップ協定が結べないのはまるで日本が悪いと言わんばかり。こういった態度が続く以上は日韓通貨スワップ協定を結ぶのは困難だと思われます。
(参考:麻生氏が日韓通貨スワップについて韓国への融資だと言及、中央日報は逆ギレ)
2020年4月以降の韓国外貨準備高にも注目
とりあえず2020年3月の外貨準備高は90億ドル減少ということでそれほど大きな減少ではありませんでした。しかしながら金融危機は始まったばかりとも言えます。
2020年4月以降の韓国の外貨準備高も注目と言えるでしょう。
韓国の反応
韓国の主な反応は以下の通り。
<韓国の主な反応>
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