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今回は韓国が反対する福島原発処理水(汚染水)問題についてまとめます。
目次
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福島原発処理水(汚染水)の現状
東京電力福島第一原発では、放射性物質を含む汚染水の発生が続いている。浄化処理施設は整ったが、処理後の水は113万トンに上り、保管するタンクは1000基を超えた。
(途中略)
東電は保管する水が増えるにつれて敷地の木を伐採し、用地を確保してきた。今年末までに計137万トン分のタンクを建てる。しかし、その先の増設は、事故収束作業に必要となる施設整備を理由に「限定的だ」と繰り返す。2022年夏ごろには、タンクは満杯となる見通しという。
引用元:汚染水問題の行方は? 事故10年目の福島第一原発(2020年3月18日)
福島原発は事故後に原発の処理水(汚染水)が増え続けています。処理水と汚染水とどちらの表現を使うのかは人それぞれのようですが基本的にはフィルターなどを通しています。
そしてその処理水(汚染水)が貯まり続け2022年夏には一杯になるとのこと。早急にどのように対応するのか決めるべで先送りできない問題です。
基本的に基準以下ならば海洋放出してもいいのではないかと思われますが現状ではその問題が解決していません。
福島原発処理水(汚染水)の海洋放出による風評被害の問題
福島原発処理水(汚染水)の海洋放出による風評被害の問題があります。
地元としてはせっかくこつこつと漁業を続け出荷できるようになったのに処理水(汚染水)を排出することで風評被害が発生する可能性があるとしています。
この地元の危惧するところは当然でしょう。
政府は風評被害が発生した場合の補償について考える必要があると思われます。例えば風評被害で輸入をストップする国や地域があった場合はその分を政府が保証するなどの対応を取るべきと言えます。
それは海産物だけでなく農産物なども同じ対応が必要でしょう。
また処理水(汚染水)放出後に海産物から基準以上の放射能が検出された場合も政府が保証すべきと思われます。
福島原発処理水(汚染水)の海洋放出に反対する意見
あと国会議員レベルでも反対する意見があります。
一旦海洋放出してしまえばもう変えることができません。実害も風評被害も起きます。タンク保管の継続も含め放出するのではない道を選択すべきです。
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) June 7, 2020
処理汚染水について6都県の漁協にアンケート9割が海洋放出に「反対」、85%が「福島県外での意見聴取を行うべき」 #処理水 #汚染水 #原発事故 #漁業 via @foejapan https://t.co/cr7h96p8vp
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) June 6, 2020
ただし科学的根拠は全くなしで感情論のみ。アンケートで反対意見が多いとする意見表明だけでは政治家として駄目としか言わざる得ません。このままでは処理水(汚染水)が貯まり続けます。これを放置することが一番の問題。
明日6月7日、汚染水の海洋放出について話をする集まりに出ます。ぜひ見て下さい。 pic.twitter.com/sRvBjNZHh5
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) June 5, 2020
2020年6月7日に何らかの対策案を出してくれるのでしょうか?続報に期待したいところです(その後何の書き込みもない)。
福島原発処理水(汚染水)の海洋放出に賛成する意見
日本維新の会は7日、国会内で勉強会を開き、東京電力福島第1原発の汚染処理水について「原子炉等規制法の基準を満たすように処理した上で、早期に海洋放出すべきだ」とする緊急提言案をまとめた
引用元:福島原発処理水「海洋に放出を」 維新が提言案(毎日新聞2019年10月8日)
維新は早期に海洋放出すべきという意見。
トリチウムは取り除くことができないがそれは海外でも同じ。世界中で放出を続けています。科学的に問題がないので放出すべきという意見になります。
IAEAは賛成
(以下一部引用)
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は27日、都内で記者会見を開いた。東京電力福島第1原子力発電所から出る放射性物質を含む処理水の処分方法として浮上する海洋放出は「新しい手法でない」と指摘し、一定の理解を示した。仮に海洋放出する場合は希釈後の処理水に含まれる放射性物質の濃度を「モニタリング(監視)することも可能だ」と述べ、風評被害の防止でも協力できると表明した。
放射性物質の濃度を国際基準を下回る水準に薄めて処理水を放出すれば「環境にニュートラル(中立)だ」と話した。地元の漁業関係者、韓国などの周辺国は海洋放出による水産物への影響を懸念しているが、科学的な観点では問題がないとの立場を示した格好だ。「海洋放出は世界で実施されている」とも語った。
引用元:福島の原発処理水、放出なら「監視の用意」 IAEA(日本経済新聞2020年2月27日)
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は海洋放出は当然という立場を表明しています。モニタリングもすれば風評被害も抑えられると論じています。処理水(汚染水)を海洋放出しても科学的に問題がないということです。
マスコミのミスリードの問題
(以下、一部引用)
一例として、昨年2018年9月に朝日新聞が報じた「汚染水」に関する記事を確認してみましょう。
タイトルには「東電、汚染水処理ずさん 基準値超え、指摘受けるまで未公表」とあり、「汚染水の8割超が基準値を超えていた」「東京五輪に向け問題を矮小(わいしょう)化してきた」と、極めて強い論調で批判を展開しています。
ただし、いままで解説した内容を踏まえれば、この記事が性質の異なる「汚染水」と「処理水」を混同した報道の典型であることが、すぐに判るのではないでしょうか。
記事には「放出基準に比べ最大2万倍の放射能濃度が判明」「処分の場合は再処理が必要」とありますが、タンクに貯蔵された環境放出基準を前提としない処理水が「環境放出基準を超えている」ことも、「処分の場合は再処理が必要」なのも、すでに説明したように当然のことです。
しかし、記事にはそうした解説も見られず、これではまるで「基準値超えを隠蔽していたタンクの汚染水を、そのまま海洋放出しようとしていた」かのように読めてしまいます。これはいわゆる、「ウソはついていないが、本当のことも言っていない」記事であると言えるでしょう。
原発「処理水」を、なぜマスコミは「汚染水」と呼び続けたのか、新聞報道のミスリード(現代ビジネス2019年10月16日)
朝日新聞の記事は悪質と言えるでしょう。基準値超えの汚染水があるのは当たり前の話です。原発事故直後は汚染水の処理が間に合わず違う基準値でタンクに入れていたからです。
すなわち基準値超えの汚染水があるのは既に分かっている話。それらについては再処理して流す。そしてすでに基準値以下のものはそのまま流す。
このような話は論ずるまでもなく当たり前の話ですがまるで基準値超えの汚染水があることが初めて分かったかのような報道をしてまるで隠蔽してきたかのように報道する。朝日系列は全体的に誤報やフェイクニュースが多いのですが、これもフェイクニュースの1つと言っていいでしょう(記事中にあるミスリードという言葉は生ぬるいと思います)。
他にもマスコミのミスリードなのに「不都合な真実」などとしてあたかも初めて知ったかのように記事を書いている人もいます。
こうして説明されてきたので、筆者の認識もそうした程度にとどまっていた。トリチウム以外は問題はないのだろうと。
ところが番組では「(汚染処理水に)トリチウム以外の物質が含まれていることが明らかになったのは一昨年になってからでした」と説明して、2018年8月に東京で行われた専門家会議の公聴会のVTRを映し出した。
福島第一原発の汚染処理水の海洋放出の知られざるリスク「サンデーモーニング」が指摘した“不都合な真実”(水島宏明2020年3月9日)
マスコミの一方的な報道を信じて書いたのかもしれませんがあまりにも残念。ヤフーニュースに記事を書くぐらいの方は少し考えてもう一方の意見も取材ぐらいして欲しいところです。
海洋自然放出以外の対案について
海洋自然放出以外の対案については陸上での保管、処分があります。
技術者や研究者も参加する「原子力市民委員会」は「大型タンク貯留案」、「モルタル固化処分案」を提案している。十分現実的な内容で実績があるにもかかわらず、これらが十分検討されたとは言い難い。
「大型タンク貯留案」は、ドーム型屋根、水封ベント付きの10万m3の大型タンクを建設する案だ。建設場所としては、福島第一原発の敷地内の7・8号機建設予定地、土捨て場、敷地後背地等から、地元の了解を得て選択することを提案。800m×800mの敷地に20基のタンクを建設し、既存タンク敷地も順次大型に置き換えることで、新たに発生する汚染水約48年分の貯留が可能になる。(途中略)
「モルタル固化案」は、アメリカのサバンナリバー核施設の汚染水処分でも用いられた手法で、汚染水をセメントと砂でモルタル化し、半地下の状態で保管するというものである。
利点としては、放射性物質の海洋流出リスクを遮断できるだ。セメントや砂を混ぜるため、容積効率は約4分の1となるが、800m×800mの敷地があれば、約18年分の汚染水をモルタル化して保管できる。
用地としては、敷地北側の、7・8号機建設予定地や後背地などが提案されている。引用元:ALPS処理汚染水、大気・海洋放出で本当にいいの?(認定特定非営利活動法人FoeJapan)
ただしこれらについてコスト的な話は入っていません。どちらも相当なコストが考えられ本当に良いのかどうか、このサイトからは判断は困難。
韓国の反対
韓国では一貫して反対しています。というか反対しているのは世界中でも韓国のみではないかと思われます。ほんと面倒な国です。
現実には韓国の原発の処理水は日本の100倍とも言われています。そして海洋放出している。ならば日本も同様に海洋放出しても全く問題ないと言えるでしょう。
福島第1原発から排出されている水に含まれる放射性物質の量は韓国の原発の排水の100分の1以下とのこと。何で韓国に文句を言われるのか意味分からない。日本としてはタンクにある汚染水(処理水)をどうするか早急に決めるべき https://t.co/eIzbTbaMqp #原発 #福島第1原発 #汚染水 #処理水
— 韓国経済com (@kankokudayone) December 29, 2019
日本政府の対応の遅れの問題
ここまで問題をひっぱった政府の対応の遅れが一番の問題とも言えます。
おそらくは2020年に東京オリンピックがあるのでその後に海洋放出する予定だったのでしょう。でも現実には新型コロナの問題で2021年に延期となりました。
2021年夏にオリンピックを開催しその後で海洋放出すればぎりぎり間に合うという判断をしているのかもしれません。
しかしながらそういった先送りが問題を大きくしていることを理解すべきでしょう。
アンケート)福島原発の処理水(汚染水)の海洋放出をするべきだと思いますか?
以下、アンケートになります。福島原発の処理水(汚染水)を海洋放出すべきかどうかあなたの意見をお聞かせください。
まとめ
福島原発の処理水(汚染水)の処理問題については早急に対応しなければいけませんが先送りが続いている状況となっています。
科学的に問題がないということで海外放出すべきと思われますが、地元は風評被害の心配をしています。また福島瑞穂議員など反対する議員もいます。
早急に国民的議論が必要と言えるでしょう。
(参考元)
汚染水問題の行方は? 事故10年目の福島第一原発
福島原発処理水「海洋に放出を」 維新が提言案
福島の原発処理水、放出なら「監視の用意」 IAEA
原発「処理水」を、なぜマスコミは「汚染水」と呼び続けたのか、新聞報道のミスリード
福島第一原発の汚染処理水の海洋放出の知られざるリスク「サンデーモーニング」が指摘した“不都合な真実”(反対派)
議論再燃。「処理水海洋放出」は何がまずいのか? 科学的ファクトに基づき論点を整理する(反対派)
ALPS処理汚染水、大気・海洋放出で本当にいいの?(反対派で一番しっかりしたサイト、代替案についても記載あり)
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科学的に問題がないのであれば海への放出は個人的に賛成です。
ただし地元の風評被害を恐る気持ちも分かります。そこは政府含め世界的に「問題ない」ことを大々的に示して欲しいと思います。
福島みずほ 処理汚染水について6都県の漁協にアンケート9割が海洋放出に「反対」、85%が「福島県外での意見聴取を行うべき」。この人の発言は、信用できない。過去、「中国に占領されたら社民党と共産党が内閣をつくる」と言い放った人だ。