韓国の結婚件数と離婚件数の推移(2009年~2020年)~結婚が大幅減でやばいかも?~

韓国の結婚と離婚、結婚数が大幅減でやばいかも
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今回は韓国の結婚と離婚件数についてまとめます。

結婚数がここ数年減っていることが気になるところ。出生数、出世率も下がっていることで女性の考え方が変わってきている可能性を感じます。


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韓国の結婚と離婚件数のグラフ

韓国の結婚と離婚件数

こちらは韓国の結婚数と離婚数のグラフになります。

結婚数が2014年あたりから減少傾向にあることが分かります。2015年のおよそ30万件から2018年では25万件台に。ほんの3年で5万件も減っています。

後に紹介しますが2019年も更に減少傾向を見せており、その流れは止まっていません。

一方で離婚件数はわずかに減少傾向にあるものの、ここ10年でそれほど変わっていないようです。だいたい11万件ぐらい。

ちなみに日本の結婚件数は2018年時点で結婚が59万件、離婚が20万7000件となっています。人口が2.5倍ぐらいなので比率的に考えると韓国の結婚数は日本よりも若干多い。その一方で離婚数は日本よりもかなり多い感じです。

熱しやすく冷めやすい国民性ということが言えるのかもしれませんが、このグラフを見る限りではあと数年立つと結婚数は更に減り結婚率も日本より少なくなる可能性はあります。

そうなると単純に考えてパートナー不足で出生率が更に下がって大変。

まずは結婚数の減少を食い止めるのが急務と言えるでしょう。

また韓国においては離婚が多い原因を考えたほうがいいかもしれません。詳細には韓国の状況は分からないのですがドラマなどを見ていると女性が虐げられる場面が多く離婚やむ無しと感じることも多いです。現実に外国人妻へのDVは多く4割以上とも言われ、日本人女性が韓国人男性に虐げられて離婚した例も多いと聞いています(結婚するまではやさしく結婚後に豹変するらしい)。

 

韓国の結婚数の推移(表、グラフ)

韓国の結婚数の表をまとめます。最初に年別、次にここ最近の月別の順でまとめます。

 

韓国の結婚数の推移・年別

韓国の結婚数の推移2009年~2019年

こちら韓国における結婚数の推移表になります。2009年~2015年まで30万件ぐらいあった結婚数が2016年より急激に減少しています。2019年には約24万件ということでたった5年で約6万件(25%程度)の減少。この結婚者数の減少が韓国における昨今の少子化に拍車をかけている最も大きな原因の1つと言えます。

(参考:韓国の出生数、出生率の推移

結婚
(千件)
前年比
(%)
2009 309.8
2010 326.1 5.3
2011 329.1 0.9
2012 327.1 -0.6
2013 322.8 -1.3
2014 305.5 -5.4
2015 302.8 -0.9
2016 281.6 -7.0
2017 264.5 -6.1
2018 257.6 -2.6
2019(暫定) 239.1 -7.2

結婚者数が減少している理由としては韓国女性の結婚感が変わったことが大きいでしょう。

日本でも結婚後にキャリアを失うことを考えたら結婚しない方がいいと価値観が変わっていったのですが、韓国でも同様の考え方が増えているようです。また日韓を比較すると韓国の方がドライな考え方をする人が多いので日本よりも価値観の変化の振り幅が大きいのかもしれません。

また韓国では以前よりかなりましになったと思うのですが、男尊女卑の考え方が根強い。

結婚後に女性が虐げられる例も多く国際結婚でも女性の人権問題が取り上げられることが多いです(日本人女性も韓国人男性に虐げられて離婚した例は多い。相手にもよりますが韓国人は結婚後に豹変する男性が多いとされています)。そして親戚づきあいも面倒で夫ならまだしも親戚から虐げられるのは許せないという人も多い。

これらの原因で韓国人女性が韓国人男性を選ばず外国人男性の方が良いと海外に伴侶を求める人が増えているとのこと(働く女性が増え、女性の社会的地位が高くなって選択肢が増えたという考え方もあります)。

それ以外にも韓国では結婚関連の費用がとんでもなく高い。

平均で2000万円以上かかる(これもさすがに減ってきた?)とされ、折半しても1000万円。男性が出す金額が多いとすればそれ以上。若いうちにそれだけのお金を簡単に貯金できるわけもありません(徴兵制もあるのでお金が貯まるのが遅い)。

親の世代も子育てにお金を使って余裕がなくなってきています。そのためどうしても結婚が先送りになる。そして適齢期を逃してずるずるなんて例も多くなっているのでしょう。

あと韓国でも出産時に女性が退職するケースが多い。出産後に安心して子供を預けられる施設がない関係でやむなく退職する。日本にもある問題ですが保育施設等の充実が急務と言えるでしょう(この辺り韓国の保育施設は最近は事実してきて日本よりも良くなってきているという意見もあり一概には言えません)。

そして出産後に退職せざる得ないならば結婚も出産も考えられないということでやはり結婚への道を閉ざす女性が増えている可能性があります。

韓国では経済成長のスピードが早すぎたので日本と比較してもいろいろなことがおざかりになっているのかもしれません。日本以上に厳しくなっている部分もありそれが結婚数の大幅な減少であり少子化。日本も韓国の状況を見て早めの抜本的な対策を考えるべきでしょう。

<韓国で結婚が減っている理由>

男性)
結婚費用が用意できない。独身でいるほうが生活が楽

女性)
結婚費用が用意できない。結婚出産などでキャリアを手放すのが惜しい。結婚後虐げられる可能性が高い(親戚づきあいも面倒)。DVが多い。

 

韓国の結婚数の推移・月別(2018年~2020年)

年月 結婚
(千件)
前年比
(%)
2018年1月 24.4 2.5
2018年2月 19.0 -11.6
2018年3月 22.8 -2.1
2018年4月 20.6 2.5
2018年5月 25.0 -7.1
2018年6月 20.6 2.7
2018年7月 20.1 5.8
2018年8月 19.3 -4.0
2018年9月 14.3 -20.1
2018年10月 21.9 26.6
2018年11月 22.8 -7.3
2018年12月 26.8 -2.9
2019年1月 21.3 -12.7
2019年2月 18.2 -4.2
2019年3月 19.6 -14.0
2019年4月 20.0 -2.9
2019年5月 23.1 -7.6
2019年6月 17.9 -12.9
2019年7月 19.2 -4.5
2019年8月 18.3 -5.2
2019年9月 15.8 10.2
2019年10月 20.3 -7.0
2019年11月 20.5 -10.1
2019年12月 24.9 -7.0
2020年1月 19.8 -7.0
2020年2月 19.1 5.0
2020年3月 19.4 -1.0
2020年4月 15.7 -21.8
2020年5月 18.1 -21.3
2020年6月 17.2 -4.2
2020年7月 17.1 -10.9

こちらは直近の韓国の結婚数の推移になります(先程のは年別でこちらは月別)。2018年に大きく減少している結婚数ですが2019年に入ってもその傾向は止まりません、というか更に結婚数の減少がひどくなっている。2019年1月~12月のほとんどで前年割れを続けています。

2020年もこの傾向が続くとなるとこの先に出産数が更に減少するのは間違いないところでしょう。また2020年3月までは結婚数の減少は下げ止まっているようにも見えましたが4月からは新型コロナの影響などで大きく減少しています。

韓国では出生数、出生率が低下しています。その前段階の結婚が減っているのは大きな問題。早めの対策が必要と考えられます。

(参考:韓国の出生数、出生率の推移

 

韓国の離婚数の推移

韓国の離婚数の表をまとめます。最初に年別、次にここ最近の月別の順でまとめます。

 

韓国の離婚数の推移・年別(表)

韓国の離婚件数の推移2009年~2019年

韓国における離婚者数はそれほど大きな動きはみせていません。全体的に見れば緩やかな減少傾向。2009年~2019年の10年で1万3千件(10%近く)の減少。結婚数が減っているので今後は更に減少する可能性はあります。

離婚
(千件)
前年比
(%)
2009 124.0
2010 116.9 -5.8
2011 114.3 -2.2
2012 114.3 0.0
2013 115.3 0.9
2014 115.5 0.2
2015 109.2 -5.5
2016 107.3 -1.7
2017 106.0 -1.2
2018 108.7 2.5
2019 110.9 2.0

ただ、2018年、2019年と直近2年の離婚が上昇傾向にあることは気になるところです。2010年~2013年に一時的に結婚数が増えているのが原因かもしれません。

今後、離婚が上昇傾向になると出生率が更に低くなる可能性もあり厳しい状況が更に厳しくなるので早めの分析が必要かもしれません。

あと、この表や先のグラフからは判別できませんが韓国でも日本と同様に晩年での離婚が増えているそうです。

多少なりとも年金制度が動き始めていることが影響している可能性があるかもしれません(年金があれば旦那と一緒にいる必要を感じない女性が増えている)。

 

韓国の離婚数の推移・月別(2018年~2020年)

年月 離婚
(千件)
前年比
(%)
2018年1月 8.9 9.9
2018年2月 7.7 13.5
2018年3月 9.1 -4.2
2018年4月 8.7 10.1
2018年5月 9.7 4.3
2018年6月 8.6 -4.4
2018年7月 9.3 13.4
2018年8月 9.3 -2.1
2018年9月 7.8 -17.0
2018年10月 10.6 26.2
2018年11月 10.1 11.0
2018年12月 8.9 1.1
2019年1月 9.7 9.0
2019年2月 8.2 6.5
2019年3月 9.1 0.0
2019年4月 9.5 9.2
2019年5月 9.9 2.1
2019年6月 8.7 1.0
2019年7月 9.5 1.8
2019年8月 9.0 -2.5
2019年9月 9.0 15.2
2019年10月 9.9 -6.5
2019年11月 9.2 -8.8
2019年12月 9.2 2.8
2020年1月 8.8 -8.9
2020年2月 8.2 0.3
2020年3月 7.3 -19.5
2020年4月 9.3 -2.9
2020年5月 8.9 -9.5
2020年6月 8.8 1.1
2020年7月 9.8 3.1

こちらは直近の韓国の離婚数の月別の表になります(先程のは年別でこちらは月別)。

2018年にやや増加した離婚数ですが2019年に入ってもやや離婚が増えているようです。

ただし2020年に入って離婚数は減少中(2020年7月現在)。ただしこれは新型コロナで裁判所などが止まった影響もあります。また結婚数ほどは減少していない。

このように結婚数が減っている一方で離婚数が増えれば更にパートナー減少に繋がります。それがそのまま出生率の低下にも繋がるので離婚数の増加傾向が続くようであれば何らかの対策が必要と言えます。

 

文大統領の政策について

文大統領の政策としてはやはり最低賃金を急上昇させたのがまずかったと思われます。低所得者層の引き上げを狙った政策でしたが企業が負担になり解雇が増加しました。そのため逆に低所得者層が職を失い収入が減ってしまうことになりました。文政権の思惑とは逆に二極化が進んだだけ。

特に若年層の失業率が高く10%もの失業率、実質の失業率は25%近くもあると言われています(その後、失業率は下がっているように見えますが実質的な雇用になっていない)。

文政権になってからの若年層はますます低所得者層、若年層は結婚を考えづらくなっていることでしょう。それが昨今の結婚数が減少している原因の1つになっている可能性があります。

一方、福祉については出産一時金の増額、子供手当てなどの政策で結婚後の出産について少しずつ手厚い補助が見られています。この辺りの政策は良いでしょうが現時点ではそれほど効果は見えません。やはり安定的な収入が無い状況において一時期的な手当だけではどうにもならない。

出産以前に結婚することで継続的に有利になるような福祉政策やとにかく結婚したくなるような政策がもっと必要なのかもしれません。

 

国際結婚の割合が増えている

なお、韓国では全体の結婚数が減少していることもあって国際結婚の割合が増えています。

2019年時点で結婚の10件に1件は国際結婚と言われています。

結婚数がこのまま減少していくとなると国際結婚の割合が更に増える可能性もあります。思わぬ方向で韓国の国際化が進む可能性もあります。

(参考:韓国では10件に1件が国際結婚

 

韓国の結婚件数と離婚件数の推移まとめ

  • 韓国における結婚件数がここ数年明らかな減少傾向にある
  • ここ5年で結婚数が年間約30万件⇒約24万件と6万件(約20%)もの減少。
  • 離婚はここ10年でそれほど大きく変わらず。
  • ただし昨年、今年と離婚が上昇傾向。注意が必要か

今回は韓国における結婚数と離婚数の推移をまとめました。

ざっと見た感じとしては結婚数が大きく減っているのが問題と言えそうです。女性の社会進出が進んで結婚しない女性が増えていることや、政策の問題で低所得者層の収入が減っていることなどが原因として考えられます。

このまま続くと出生数、出生率にも悪影響を及ぼす可能性が高いと思われ何らかの対策が必要と考えられます。

2008年~2018年のデータ参考元
韓国統計ポータル
http://kosis.kr/index/index.do

2018年~2019年の月別データ参考元
韓国統計庁
http://kostat.go.kr/portal/eng/index.action

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