韓国の出生数、出生率の推移(2008年~2021年11月)~出生率が1を切る国?~

韓国の出生数の推移2008年~2020年
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今回は韓国のデータシリーズの1つ。

出生数の推移になります。

韓国の出生数、出生率は年々下がっており2018年には2028年から人口減少が始まる可能性があるとしていましたが急激な出生数、出生率の低下に伴い2019年2月には2024年からの人口減少の可能性があると指摘し、更には2019年4月には2020年には人口減少の可能性があると前倒しになってきました。

現実に出生数、出生率の変動について見ていきます。

目次


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韓国の出生数の推移(2008年~2020年)

韓国の出生数の推移は以下の通りです。2008年~2020年までの年別データならびに2018年~2020年の月別データに分けてまとめています。

 

韓国、年別の出生数の推移(2008年~2020年)

韓国の出生数の推移2008年~2020年

韓国の出生数は2008年~2015年ぐらいまでは一進一退でしたが2016年頃から急激に下落しているように見えます。2019年はぎりぎり30万人を越していますが2020年の出生数は30万人を切る可能性が高い(現実に30万人を大きく下回りました。2021年は25万人台ぐらいにまで下がりそう)。

2015年ぐらいまでの考察では出生数が40万人を切るまでまだかなり時間がかかるだろうと見られていましたが2016年には出生数が40万人ぎりぎり。それから5年も経たずに30万人を切る状況となり危機感が強くなっています。

数字を見る限りは文政権になってから出生数が急激に下落しているようにも見えます(文政権は2017年5月に発足)。

出生数
(千人)
前年比
(%)
2008 465.8
2009 444.8 -4.5
2010 470.2 5.7
2011 471.3 0.2
2012 484.6 2.8
2013 436.5 -9.9
2014 435.4 -0.3
2015 438.4 0.7
2016 406.2 -7.3
2017 357.8 -11.9
2018 326.4 -8.8
2019 302.8 -7.4
2020 275.8 -8.9

(2021年9月までの出生数から見ると、2021年の出生数は26万人前後になりそうです)

 

韓国、月別の出生数の推移(2018年~2021年)

月別の出生数の推移は以下の通り。月別に多少の変動は見られますが前年比マイナスがずっと続いている状況、平均して8%程度下がっています。

2018年、2019年、2020年に続き、2021年も出生数が下がると思われますが2021年に入ってやや下げ止まっている印象もあります。

年月 出生数
(千人)
前年比
(%)
2018年1月 32.1 -8.0
2018年2月 27.5 -9.8
2018年3月 30.0 -9.6
2018年4月 27.7 -8.9
2018年5月 27.9 -7.9
2018年6月 26.4 -8.7
2018年7月 27.0 -8.2
2018年8月 27.3 -9.3
2018年9月 26.1 -13.3
2018年10月 26.5 -5.0
2018年11月 25.3 -6.6
2018年12月 22.6 -10.0
2019年1月 30.3 -6.2
2019年2月 25.7 -6.9
2019年3月 27.1 -9.7
2019年4月 26.1 -6.1
2019年5月 25.3 -9.6
2019年6月 24.1 -8.7
2019年7月 25.2 -6.5
2019年8月 24.4 -10.9
2019年9月 24.1 -7.5
2019年10月 25.6 -3.1
2019年11月 23.8 -5.9
2019年12月 21.1 -7.2
2020年1月 26.8 -11.6
2020年2月 22.9 -10.6
2020年3月 24.4 -10.1
2020年4月 23.4 -10.4
2020年5月 23.0 -9.3
2020年6月 22.2 -7.5
2020年7月 23.1 -8.3
2020年8月 22.5 -7.8
2020年9月 23.6 -2.2
2020年10月 21.9 -14.4
2020年11月 20.1 -15.3
2020年12月 19.6 -7.8
2021年1月 25.0 -6.3
2021年2月 21.5 -5.7
2021年3月 24.1 -0.6
2021年4月 22.8 -2.2
2021年5月 22.1 -3.5
2021年6月 21.5 -2.7
2021年7月 22.4 -2.8
2021年8月 22.3 -0.5
2021年9月 21.9 -6.7
2021年10月 20.8 -3.6
2021年11月 19.8 -1.3

 

韓国の出生率の推移(2008年~2020年)

韓国の出生率の推移2008年~2019年

韓国の出生率は2008年~2016年ぐらいまでは一進一退でしたが2016年以降から急に下がっている印象です。特に2017年からの落ち込みがひどい。文大統領になって急激に出生率が下落したという見方もできます。

韓国の出生率
2008 1.19
2009 1.15
2010 1.23
2011 1.24
2012 1.30
2013 1.19
2014 1.21
2015 1.24
2016 1.17
2017 1.05
2018 0.98
2019 0.92
2020 0.84

 

韓国の出生率、出生数の推移についての考察

韓国の出生数、出生率共に2008年からは一進一退でしたが2015年以降は一方的に下がっています。特に2017年から急に下がっているように見えます。

大統領が変わり変化が激しい時期で不安があったこと、そして文大統領の政策の失敗により低所得者層の所得が減り、不安が増大したことなどが原因として考えられます。

また、出産の前段階にあるのが結婚。その結婚数が減少傾向にあることも出生数、出生率に影響を及ぼしている可能性があります。

(参考:韓国の結婚件数と離婚件数の推移

出産に対する対策として出産一時金の増額、子ども手当の充実などの福祉政策をしていますが(それは良い政策だと思います)、その前段階として結婚数を増やす対策が急務である可能性を感じます。

 

韓国の人口減少について

韓国の人口は2018年の時点で「2028年に減少に転じる」と予想されていましたがその後の急激な出生数、出生率の低下に伴い1年も経たないうちに2028年⇒2024年⇒2020年と予測が前倒しになっています。

予想よりも早い人口減少の始まりで危機的状況と言えるのかもしれません。

(参考:韓国の出生数、死亡者数の推移

これまでの予想よりも人口減少が始まっているので他のことについても考察の練り直しが必要かもしれません。

 

日本との比較

日本でも出生数の減少は大きな課題となっていますが現在の韓国ほどは深刻ではありません。出世率は2018年時点で1.42となっており韓国よりもかなり高い状況です。

もちろん日本が良いというわけでもありません。日本も厳しい状況。両国共に対策をしていく必要があるでしょう。

日本は人口が減少し福祉や年金の問題が近いうちに出てくることでしょう。

韓国も同じ問題が出てくると思われますが出生率が日本よりも大幅に低く、その動きが早いだけに早めの対策が必要と思われます。

 

韓国の出生数、出生率まとめ(2018年~2021年)

  • 韓国の出生数は減り続けている
  • 2018年の韓国の出生数は前年比8.8%減の32.6万人
  • 2019年の韓国の出生数は前年比7.4%減の30.3万人
  • 2020年の韓国の出生数は前年比8.9%減の27.6万人
  • 2021年~2022年の韓国の出生数も毎月減少中
  • 一方で死亡者数は30万人程度
  • 2020年には人口減、2021年以降は減少幅が更に大きくなる

今回は韓国の出生社数、出生率などをまとめました。これからもいろいろなデータを纏めていく予定なので良かったら参考にしてください。

年別出生数・データ参考元(1980年~2018年)
globalnot韓国人口世銀統計(大元は世界銀行統計?)
https://www.globalnote.jp/p-cotime/?dno=9230&c_code=410&post_no=13021

月別出生数・データ参考元(2018年~2019年)
韓国統計
http://kostat.go.kr/portal/eng/index.action

出生率・データ参考元
グーグル検索(大元は世界銀行統計)
https://www.google.com/publicdata/explore?ds=d5bncppjof8f9_&met_y=sp_dyn_tfrt_in&idim=country:KOR:JPN:PRK&hl=ja&dl=ja

韓国データ関連集

以下、韓国関連データ関連集になります。

韓国の経常収支の推移、日本との比較

韓国の外貨準備高の推移、内訳

韓国の失業率推移(雇用統計)

韓国の出生数、出生率の推移

韓国のGDP推移(日本比較)

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2 件のコメント

    • >まぐろさん

      韓国人のバイタリティーはすごいですよね。

      日本はもうお腹いっぱいなのでこれ以上は増えてほしくないところです。

      日本は少子化問題頑張って解決して欲しいところ。

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