韓国の経常収支の推移、日本との比較（1980年～2019年）

今回は韓国と日本の経済収支の比較をしてみます。

韓国は日本と共に輸出大国です。

ただし韓国の方がより輸出に力を入れている感じですね。

韓国と日本の経常収支推移

韓国の通貨危機関連

通貨危機によるIMFの救済があったのは1997年。経常収支のマイナスがしばらく続いていたことがその要因の1つでした。

その後は2008年にも通貨危機が。やはり経常収支が下がった年でした。この時には中国、アメリカ、日本とスワップを締結することでなんとか乗り切りました。この時に韓国が感謝するどころか文句を言っていたのは残念なことでした。

（参考：韓国通貨危機の時の日本支援と韓国の反応）

このように韓国では経常収支がマイナスになると通貨危機が訪れる傾向にあります。やはり金融が弱いので強みが無くなるとすぐに危険な状況になるのです。

韓国と日本の経常収支の違い

その後、東北大震災の後は韓国の経常収支が日本を上回る時期もありました（2012年～2014年）。2015年からは再び日本の経常収支が上回っています。

韓国の方が貿易収支が安定して増え経常収支も大きくプラスになっているのですが、旅行などを含むサービス収支や配当などが含まれる所得収支が大きくマイナス。

それに対して日本は貿易赤字であってもサービス収支や配当収支などが大きくプラスなので、結局は経常収支はプラスになることが多い。

韓国は仮に貿易収支がマイナスになると経常収支は大きなマイナスになります。常に不安定な状況です。

2019年もプラスだとは思いますが2018年を下回る可能性があります。

（参考：韓国の経常収支の推移（2018～2019年））

まとめ

今回は韓国と日本の経常収支の推移をまとめました。

韓国の経常収支はここ数年、安定しています。この調子だと特に問題はないのですが文大統領の経済政策が企業に負担になっていることもあり今後が不安です。

韓国データ関連集

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