韓国の経常収支、貿易収支の推移・月別(2018~2020年)

韓国の国旗
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韓国は基本的に経常収支の黒字国です。貿易黒字が大きい。その一方でサービス収支は大きなマイナスです。ある意味、日本と似ている構造ですが日本は貿易収支はマイナスになることも多く一時所得収支は大きなプラスです。

今回は韓国の経常収支の推移を見ていきます。

目次


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韓国、2020年の経常収支、貿易収支の推移

2020年の経常収支、貿易収支の推移は以下の通り。韓国発表時点での数字となっていますが後から修正が入ることもあり多少変わる可能性もあります。

2020年韓国の経常収支と貿易収支
経常収支 貿易収支
2020年1月 10.1 19.3
2020年2月 64.1 65.8
2020年3月 62.3 70.0
2020年4月 -31.2 6.3
2020年5月 22.9 25.0
小計 128.2 186.4

(単位:億ドル)

韓国の経常収支、貿易収支は大きくプラスです。毎月数十億ドルのプラスなので日本円に直すと毎月数千億円のプラスになっていると考えたらいいでしょう。年間で数兆円のプラスです。

2020年は新型肺炎の影響がどこまで出るのか注目です。

 

韓国、2019年の経常収支、貿易収支の推移

2019年韓国の経常収支と貿易収支
経常収支 貿易収支
2019年1月 27.7 56.6
2019年2月 36.0 54.8
2019年3月 48.2 84.7
2019年4月 -6.6 56.7
2019年5月 49.5 53.9
2019年6月 63.8 62.7
2019年7月 69.5 61.9
2019年8月 52.7 47.7
2019年9月 77.6 87.0
2019年10月 78.3 80.3
2019年11月 59.7 73.9
2019年12月 43.3 50.3
合計 599.7 770.5

(単位:億ドル)

韓国の経常収支、貿易収支は大きくプラスです。毎月数十億ドルのプラスなので日本円に直すと毎月数千億円のプラスになっていると考えたらいいでしょう。年間で数兆円のプラスです。

2018年に比べると貿易収支は大きく減ったもののその他の収支が改善して経常収支も大きい金額のままとなっています。

2019年に入って輸出が伸びず、貿易黒字が減少傾向。その一方でサービス収支が改善傾向。また一時所得も改善傾向となっています。

一時所得が改善傾向なのは企業が海外に資産を移したからと思われます。これで貿易収支が改善されたらとんでもないプラスになっていくことでしょう。

また貿易収支はプラスながらも輸出、輸入が共に伸び悩んでいるので厳しい状況。いわゆる単純に輸出入から考えると経済規模が小さくなっている状況、黒字型不況という形です。その影響もあって2019年1月~3月の韓国のGDPは0.3%減になっています。

いわゆる不況型黒字なんですけど不況型赤字になれば更に厳しい。

 

2019年7月の経常収支の内訳

以下、韓国の経常収支2019年7月の内訳で分かっている数字も列挙します。5月、6月に続き7月も大幅に黒字。ただし昨年は87億6000万の黒字だったので昨年比で考えると減少幅は大きい。また、企業の海外資産現金化が大きく一時所得が大きかった。

経常収支:69億5000万ドルの黒字

貿易収支:61億9000億ドルの黒字(前年107億9000万ドル)

サービス収支:16億7000万ドルの赤字

一時所得:28億9000万ドルの黒字

あと以下のリンク先で言及していますが輸出も輸入も減っており典型的な黒字型不況になっています。

(参考:韓国の経常収支が9ヶ月ぶりに最大、69億5000万ドルの黒字(2019年7月)

 

2019年6月の経常収支の内訳

以下、韓国の経常収支2019年6月の内訳で分かっている数字も列挙します。5月に続き6月も大幅に黒字。ただし昨年は+73億8000万の黒字だったので昨年比で考えると減少幅は大きい。

経常収支:63億8000万ドルの黒字

貿易収支:62億7000万ドルの黒字

旅行収支:10億ドルの赤字

所得収支:27億7000万ドルの黒字

あと以下のリンク先で言及していますが輸出も輸入も減っており典型的な黒字型不況になっています。

(参考:韓国の経常収支が大幅増、63.8億ドルの黒字だから大丈夫!?(2019年6月)

 

2019年5月の経常収支の内訳

以下、韓国の経常収支2019年6月の内訳で分かっている数字も列挙します。4月は赤字になりましたが5月は大幅に黒字転換。ただし昨年は+86億8000万ドルの黒字だったので昨年比で考えると減少幅は大きい。

経常収支:49億5000万ドルの黒字

貿易収支:53億9000万ドルの黒字

旅行収支:9億ドルの赤字

所得収支:11億6000万ドルの黒字

あとサービス収支が改善傾向にあります。経常収支を常に圧迫していたのでこの改善傾向は韓国にとってプラスの可能性があります。

(参考:「韓国、5月の経常収支が黒字回復」韓国の反応も

 

2019年4月の経常収支の内訳

毎年4月は配当が多いので韓国では所得収支が大きなマイナスになる傾向にあります。貿易収支が低いと経常収支になる可能性が出てきます。

経常収支:6億6000万ドルの赤字

貿易収支:40億ドルの黒字

現実に韓国の2019年4月は貿易収支が低かったので経常収支もマイナスになりました。

毎年4月はあまり良くないので赤字になってもそれほど気にしなくても良いと思いますがあまりに赤字が大きいとインパクトがあるかもしれません。

追記)赤字額がそれほど大きくないということで市場へのインパクトはそれほどありませんでした。

(参考:「韓国の経常収支2019年4月は7年ぶりに赤字転落」韓国の反応も

 

韓国2019年3月の経常収支の内訳

以下、韓国の経常収支2019年3月の内訳で分かっている数字も列挙します。

経常収支:48億2000万ドルの黒字

貿易収支:84億7000万ドルの黒字

その他所得収支:不明

サービス収支:23億4000万ドルの赤字(拡大したが知的財産関係で一時的なものらしい)

 

韓国2019年2月の経常収支の内訳

以下、韓国の経常収支2019年2月の内訳で分かっている数字も列挙します。

経常収支:36億ドルの黒字

貿易収支:54億8000万ドルの黒字

サービス収支:17億2000万ドルの赤字(改善中らしい)

その他所得収支:不明

 

韓国2019年1月の経常収支の内訳

以下、韓国の経常収支2019年1月の内訳で分かっている数字も列挙します。

経常収支:27億7000万ドルの黒字

貿易収支:56億1000万ドルの黒字

サービス収支:36億1000万ドルの赤字(改善中らしい)

その他所得収支:不明

 

韓国、2018年の経常収支の推移

2018年韓国の経常収支と貿易収支
経常収支 貿易収支
2018年1月 26.8 81.1
2018年2月 39.6 59.3
2018年3月 51.8 98.8
2018年4月 17.7 103.6
2018年5月 86.8 113.9
2018年6月 73.8 100.4
2018年7月 87.6 114.3
2018年8月 84.4 112.4
2018年9月 108.3 132.4
2018年10月 91.9 110.0
2018年11月 52.2 74.9
2018年12月 48.2 65.3
合計 769.1 1166.4

(単位:億ドル)

韓国の経常収支、貿易収支は大きくプラスです。毎月数十億ドルのプラスなので日本円に直すと毎月数千億円のプラスになっていると考えたらいいでしょう。年間で数兆円のプラスです。

2018年の韓国は輸出が絶好調。半導体需要の低迷などで10月ぐらいから輸出が減りますが経常黒字は大きいまま。

 

まとめ

韓国は経常黒字が続いており、経済絶好調と言いたいところですが2019年は輸出、輸入が共に伸び悩み経済縮小が危惧されています(GDPも2019年1月~3月期は-0.3%でした)。

税収も減り国の借金が増えれば国債利息を海外に支払わなければならないので2020年に向けてかなり厳しい状況になりつつあります。

今後の状況も確認していきますが韓国の2020年はかなり不安ですね。

(データ参照元)
韓国銀行

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