アシアナ航空の売上、営業利益など業績推移（2019年まで）

韓国のデータシリーズ。

今回はアシアナ航空の売上、営業利益の推移のデータをまとめます。

過去報道資料からデーターを集めていますが報道時期などにより多少数字が異なることもあるのでおよその数字として考えてください。

アシアナ航空の売上、営業利益の推移（2019年まで）

（単位：兆ウォン）

アシアナ航空の2019年までの売上、営業利益の推移は上記の表の通りです。単位は兆ウォンです。ウォンと円の換算はおよそ10分の1。

例えば売上は7兆ウォン規模なので6000～7000億円規模と考えたらいいでしょう。利益はおよそ-400億円～200億円規模です。

ただしアシアナ航空の負債比率は非常に大きく最終損益は更に悪くなっています。2019年の営業利益は3274億ウォンの赤字ですが、最終損益は6727億ウォンの赤字。

2019年時点での資本は6300億ウォン程度しかないのに対して負債は11兆ウォン超えで負債比率1800％、およそ1兆円もの負債があります。

アシアナ航空の事業など

アシアナ航空は韓国において大韓航空についで2位の航空会社です。

しかしながら負債比率は高く経営は不安定。2018年には本社ビルを売却するなどの動きを見せましたがそれでも経営は厳しく2019年には売却が決定しています。

韓国ではLCC（格安航空会社）も多くそれにより経営負担が大きくなっているという指摘もあります。

アシアナ航空の2019年から2020年にかけて

2019年はボイコットジャパンで苦しんだアシアナ航空。業績は最悪と言われていました。

しかしながら2020年は新型肺炎ということで更に厳しい状況になっています。

2019年末に進んでいた売却の話も停滞しており会社の存続の危機にさらされている状況です。韓国の政府系金融機関である産業銀行と輸出入銀行が支援して何とか資金を繋いでいますが負債が増えるばかりとなっています。

アシアナ航空の各種サイト、最新株価など

アシアナ航空の各種公式サイト

⇒アシアナ航空（日本語）

⇒アシアナ航空（日本語）

⇒アシアナ航空（韓国語）

アシアナ航空の株価速報など

⇒アシアナ株価情報（ブルームバーグ）

最近のアシアナ航空関連のニュースなど

最近のアシアナ航空関連のニュースは以下の通りです。

⇒韓国、アシアナ航空に1.7兆ウォン支援へ（2020年4月）

⇒現代産業開発がアシアナ航空を買収（2019年12月）

⇒大韓航空、アシアナ航空の競争力が低く危機的状況（2019年11月）

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