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(今回は韓国関係ありません。ご了承ください)
沖縄県の象徴とも言える首里城が火災によって消失しました。非常に残念なことです。
この件については県と国が協力して再建していくということで一致。できるだけ早い復旧をお願いしたいところです。
その一方で何故か火災の原因などの詳細報道があまりありません。
やはり首里城火災の原因を追求し、しっかりとした対策を打つことが必要でしょう。同じような悲劇を繰り返してはいけません。
では首里城火災が何故起きたのか?何故、初期消火できなかったのか?管理体制に不備はなかったのか?その辺りの情報を調べたので分かる範囲でまとめていきます。
- 首里城火災の概要
- 首里城火災の考えられる原因
- 募金状況など
およそ上記の順番でまとめていきます。少しずつ下がって確認ください。
目次
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首里城火災の概要
まずは首里城火災の概要からまとめていきます。
首里城火災の発生日時
首里城火災が発生したのは2019年10月31日午前2時40分頃とされています。
31日午前2時40分ごろ、那覇市首里当蔵町の首里城から出火した。正殿と北殿と南殿、奉神門など計7棟の少なくとも約4200平方メートルが焼失した。けが人はなかった。沖縄県警那覇署などが出火の原因や経緯を調べている。
引用元:那覇・首里城で火災、正殿など7棟焼失(日経2019年10月31日)
2019年10月31日の朝にテレビの映像を見て唖然とした人も多かったことでしょう。あの首里城がほぼ火災でその大部分を失ってしまったのです。本当に残念。
火災の鎮火
火災が鎮火したのは31日午後1時半頃ということで11時間も経った後でした。
何故、鎮火までにこれほどの時間がかかったのか?その辺りについても後ほどまとめていきたいと思います。
火災の原因や管理について
火災の原因についても後ほど詳しくまとめます。
- 国から県に管理が変わった後だったので県の管理に不備がなかったか?
- 火災報知器などに不備がなかったか?
- その他の要因など
この辺り人為的なミスが重なった可能性もあります。
火災の鎮火が遅れた理由
首里城は高台に位置しており、消防車やホースが届きにくい位置にあることが鎮火を遅らせた要因の1つであるとしています。
地理的にも火災が起きた時に鎮火させることが困難だった。これが火災が広まってしまった要因の1つのようです。
となるとそういった可能性も含めて管理を進めていく必要があったはず。それがうまくいかなかったということなのでしょうか?
そこで管理に問題がなかったのか?などについてネットの情報を中心に確認しました。
首里城火災の原因や責任
それでは首里城火災の原因や責任についてまとめていきます。
首里城火災の原因はタコ足配線によるもの?
火災発生から約1ヶ月が過ぎた11月29日現在でも首里城火災発生の原因は分かっていないとのことです。ただし、配線と延長コードが溶けたショート痕が見つかっているとのことでタコ足配線による過電流などが火災の原因になった可能性がありそうです。
産経新聞によると原因追求に時間がかかる可能性があるとのことですがその辺りの詳細は不明。
県警と消防は、正殿の北東側が出火元とみている。配線と延長コードが溶けたショート痕のようなものが数十カ所見つかっており、延長コードはLED照明につながれ、通電したままの状態だったとの証言もある。県警などは、延長コードを鑑定した上で出火原因の特定につなげたい考えだが、関係者は「時間がかかる可能性もある」と話す。
引用元:首里城火災1カ月 出火原因特定できず 「心に大きな穴」県知事(産経新聞2019年11月29日)
通電の有無は?
その他12月1日の報道では首里城を管理する一般財団法人「沖縄美ら島財団」が火災が起きた約4時間前の10月30日午後9時半に正殿内のブレーカーは自動的に落ちていたと説明しています。
タコ足配線があったとしても通電していなければショートはおきません。一方で消防設備の電源や延長コードなどには通電していた痕跡があったとのことで何らかのトラブルで通電がなされショートが起きた可能性も指摘されています(人為的に通電がなされた可能性も)。
首里城を管理する一般財団法人「沖縄美ら島財団」は、同30日午後9時半には正殿内のブレーカーは自動的に落ちていたと説明。ただ消防局によると、消防設備の電源や延長コードなどには通電していた痕跡があったという。不審者の形跡もないことから、同局は電気系統のトラブルが有力との見方を強めている。
引用元:電気系有力も「特定困難」 消防、年内にも調査書公表―首里城火災から1カ月・沖縄(時事通信2019年12月1日)
年内には詳細な情報を出すものの、コードが溶けているのがショートによるものなのか、それとも火災による2次的なものなのか特定するのは難しいということで最終的な原因特定は困難である可能性も指摘されています。
国から県に管理が移されたイベントが原因?
首里城は国から県に管理が2019年2月に移されています。そして県に管理が移ってから有料区域でのイベント利用が開始され各種電源を利用するようになったようです。
今回は電気関係のトラブルが火災の原因の可能性と指摘されており国から県に管理が移ったことで起きた火災と言えるかもしれません。
話題になっている2019年2月記事より
これまで首里城正殿などの有料区域は、国の管理で取り扱い要領で【禁止行為】などがあった。
だが県は観光や文化振興関連施設の利活用をより柔軟にできるよう【県独自の基準の制定】していた。
2019年2月1日から沖縄県の管理責任へ移行。https://t.co/gz8dzpW61O— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) October 31, 2019
タバコの火の不始末や放火説?
その一方でタバコの火の不始末の可能性を指摘する声もあります。ただし原因対策本部などからはその手の情報は出てきていないのでタバコの火が原因ということは考えづらいでしょう。
「イベント関係者の一部が正殿近くでタバコを吸っていた様子が目撃されているので、火の不始末だった可能性もあり得ます。そもそも、文化財の周りで喫煙をするのは、不注意で済まされるレベルではないでしょう」(前出・喜納氏)
引用元:首里城大炎上 正殿近くで「イベント関係者がタバコ」の目撃情報(2019年11月15日)
それ以外に放火説もネットでは出ていますが推測の域をでない情報ばかりなので省略します。大手マスコミの報道では放火の可能性は低いとしています。
首里城の監視体制の不備
監視体制の不備はいくつか指摘されています。まず火災のあった10月31日午前2時半頃は警備員と監視員の2人の3人が仮眠を取ったままだったとのこと。
理・運営する「沖縄美(ちゅ)ら島財団」は17日の記者会見で、火災発生直後、警備員1人が火元とみられる正殿の様子を確認している間、残りの警備員と監視員の2人が仮眠を取ったままだったと明らかにした。この結果、モニターを監視する人員がいない時間帯が生じたという。
~中略~
首里城正殿内の人感センサーが火災を感知したのは、10月31日午前2時34分。正殿近くの奉神門には警備員と監視員の計3人が当直勤務しており、起きていた1人が正殿を確認したところ煙を発見した。
引用元:首里城火災、直後も監視員2人が仮眠 モニター監視に空白(産経新聞2019年12月17日)
1人ならまだ知らず2人の監視員が常駐していたにも関わらず2人ともに仮眠を取っていたということで何のための監視員なのか理解が苦しむところです。火災の発見が遅れてしまったのは管理体制の不備であったことは明白でしょう。
また沖縄美(ちゅ)ら島財団に管理が移った後は夜間の火災を想定した訓練もなされていなかったことが判明しました。
国が管理していた時には夜間の訓練もなされていたので夜間の管理体制の不備があったと言えます(国が管理していた時期2018年12月に夜間訓練がなされていたとのこと)。
(画像、情報引用元:スクープ! 首里城火災の新事実 ボギー大佐の言いたい放題 2019年12月18日 21時頃 放送分(ユーチューブ動画))
火災センサーが作動せず?
火災センサーについても情報が。
これらが反応せずに、セコムの人感センサーのみが反応したということは、このシステムが稼働していなかったことの証明であるが、システムの不具合なのか、それとも人為的にシステムが停止されていたのかは現在は不明なままです。
ひとつ言えることは、システムが正常に稼働していれば全焼は防げた!— ボギーてどこん(浦添新基地建設反対協議会) (@fm21wannuumui) December 19, 2019
報道されない事実(?)としてボギーてどこん氏がシステムが稼働していない問題も指摘しています。
- 首里城正殿には消防法に基づき火災検知センサー・煙感知センサーが設置されていた
- センサーに反応が出ると自動的に消防に連絡が行くシステムが構築されていた
- これらが反応せずに、セコムの人感センサーのみが反応した
- すなわち火災検知センサー・煙感知センサーが何らかの形で作動していなかった可能性がある
- 両方ともにセンサーが作動しなかったのは不自然
- 当初の説明では10月31日午前1時20分に巡回したので火災が発生したのはその後。火災を確認するまでの空白時間は50分としていたがそれが間違いであったことが判明。最終確認は10月31日9時35分で5時間の空白があった。
この件については確かにマスコミの詳しい報道がないので、今後確認していくべき事項だと思われます。
(配電関係についても問題視されていますが位置関係などちょっと良く分からないので省略)
防犯カメラの映像に関して
あと、防犯カメラの映像について、「発火直後に電源が落ちていた」「発火前後に大きな光が点滅していた」という2つの情報があります。
この2つは矛盾するのでカメラの場所によって電源が落ちていたものと落ちていないものがあったのかもしれませんが詳細は不明。
また、先の情報で監視員が2人共に仮眠を取っていたということで防犯カメラの映像を見ていません。カメラに異常があったにも関わらずそれをチェックできていなかったので監視体制の不備で発見が遅れた可能性があります。
監視員2人共に仮眠を取っていたということが問題視されても仕方がないでしょう。
那覇市の首里城火災で、火元とみられる正殿内にある防犯カメラの電源が、火災検知センサーの反応する直前に落ちていたことが4日、関係者への取材で分かった。電気系統に漏電やショートなどの不具合が起きた可能性もあるとみて、県警や消防が火災との関連を調べている。
引用元:首里城の正殿内カメラ、火災検知の直前に電源が落ちていた(沖縄タイムス2019年11月5日)
那覇市の首里城で木造3階建ての正殿などが焼失した火災で、出火前後、正殿1階北東側で大きな光が点滅し、その後煙が出ている様子が防犯カメラに写っていたことが5日、関係者への取材で分かった。県警は1階が火元とほぼ断定。放火の可能性は低いとみており、電気系統のトラブルによる現象の可能性もあるとみて調べる。
引用元:首里城、出火前後に大きな光が点滅 防犯カメラに写っていた(沖縄タイムス2019年11月6日)
スプリンクラーは無し
首里城にスプリンクラーはありませんでした。
これは各種報道で出ているので引用は省略。
文化施設にスプリンクラーを設置するかどうかは今後の課題と言えるでしょう。
消火活動の妨げ
また、全焼した正殿周辺に設置された放水銃4基のうち1基の収納ふたが固定され、使用できなかったとの指摘があります。
更には御庭側の2基は起動できたが、正殿と放水銃との間にあったイベント舞台装置の布製の幕が消火活動の妨げとなり、消防隊が幕を撤去して放水したとのこと。
4つのうち1つが使えず、更には部隊設備が邪魔だった。そして水量低下も起こったことも指摘されています(水量低下が消火活動に影響を与えたかどうかは記事からは判明せず)
全焼した正殿周辺に設置された放水銃4基のうち1基の収納ふたが固定され、使用できなかったことが30日、消防関係者への取材で分かった。また、放水銃や消火栓、ドレンチャーなど正殿地下の貯水槽(120トン)を水源とする消火設備が使用開始から十数分後に水量低下を起こしていたことも判明した。
~中略~
今回、御庭側の2基は起動できたが、正殿と放水銃との間にあったイベント舞台装置の布製の幕が消火活動の妨げとなり、消防隊が幕を撤去して放水したことも分かった。放水銃の起動開始から十数分後に水量が低下したことに、消防関係者は「想定より早いなと思った」と話した。
引用元:首里城火災 放水銃1基使えず 収納ふた開かず(沖縄タイムズ2019年12月1日)
特に火災時に放水銃に近づけなかったことについて問題視する記事もありました。やはり舞台ステージが問題だったのでは?という意見になります。
舞台ステージが燃え上がり、そこから熱を発していたので監視員が放水銃に近づけなくてそれで初期消火ができなかった可能性があるということです。
前例のない大火とはいえ、火災時にこそ使用できなければいけない放水銃に「人が近づけない」というのはどういうことだったのか。
~中略~
「どれだけ影響があったのかわかりかねますが、西の『御庭』にあった2基、東側の1基の計3基の放水銃格納庫と正殿の間に、当日まで開催されていたイベントのステージや工作物が設置してありました。現場を取材した記者によると、放水銃の上にその瓦礫が崩れていたそうです。
特に御庭にあったステージはかなり大きく、高さも正殿の半分くらいあったということです。それが燃えていれば、確かに放水銃には近づけないでしょうね。本来は正殿から一定の距離があるので放射熱があったとしても使える仕様だったのでしょう。放水銃は確かに適正に設置されていたのかもしれませんが、運用面でどうだったのかという疑問が残ります」那覇市消防局に放水銃と工作物の位置関係を尋ねたところ、次のように説明があった。
「確かに地面下の放水銃格納庫の扉は開くようにはなっていました。ただ、かなり工作物が(格納庫に)迫っている状態だったことは確認が取れています」
引用元:首里城火災、“人災”だったのか…設置ステージが放水銃使用の支障になった可能性も(ビジネスジャーナル2019年11月6日)
(県からの説明ではステージなどが影響を及ぼしたかどうかは不明としています)
首里城火災の時系列など
首里城火災の時系列は以下の通り。ネット(enpedia)の情報と今回の情報をミックスしています。
ざっと見た感じでは監視員が5時間の間に何をしていたのか?が確認必要と思われます。警備員しか仕事してない。
時間 | 行動など |
<10月30日> 21時30分 |
最後の見回りが終了。ブレーカーが落ちているのを確認 |
~ | およそ5時間の空白。見回りなし。監視員2人がモニターでのチェックのみ。火災発生当時は仮眠中。最終モニター確認時間は不明(仮眠に入った時刻は不明) |
<10月31日> 2時34分 |
セコムのセンサーで検知。警備員がモニターで煙を確認し、警備会社に通報 |
2時34分 | 出火前後に防犯カメラに光が点滅する様子も見られた |
2時35分 | 警備員が正殿北側内部を確認、既に煙が充満。 |
2時40分 | 消火器2本を使い消火を試みるも消火できず。 |
2時41分 | 警備会社から消防へ通報 |
2時50分 | 消防が到着 |
4時33分 | 首里城正殿の屋根が焼け落ちる |
6時7分 | 首里城北殿の屋根が焼け落ちる |
(参考元:首里城火災 (令和元年)enpedia)
まとめ
首里城火災についてですが、マスコミ報道などの情報を見る限りでは防災体制に不備があったと感じます。
ざっとみてマスコミ報道では以下の点が分かりませんでした。今後、明らかにする必要があるでしょう。
- 空白の5時間の監視員の行動確認が必要と思われる
- 監視員が2人共に仮眠をとっていたのは何故か?これでは監視の意味がないのでは?
- 火災センサー(熱、煙)が感知しなかった原因は?状況確認と説明が必要と思われる
- 放水銃1基は何故使えなかったのか?訓練時に疑問に思わなかったのか?状況確認と説明が必要と思われる
- 夜間訓練を実施しなかったのは何故か?国が管理していた時には行っていた。引き継ぎの問題?それとも?
- 水量低下があったとされるがそれが消火活動に影響を及ぼしかどうか?
個人的に特に気になるのは2人の監視員が共に仮眠を取っていたということ。何のための監視員なのか意味が分かりません。また、火災センサーが働いていなかった(セコムのセンサーで発見された)ということで、その原因も追求する必要があるでしょう。
その他、不明点や新情報などあればコメントなどで教えてもらえると嬉しいです。必要に応じて追記、編集していきます。
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口を噤んでる新聞社琉○新○が怪しい(火元)。あれだけ、辺野古にコミットする沖縄県知事が、事故原因については何の情報発信もしない(責任回避)。
夜間の消火訓練をしていなかったのは考えが甘かったと思うが、今更誰の責任かを騒いだところで首里城は戻ってこない。
たとえ再現できても、それは首里城とは違う物。本当に残念だ。
国から県にかわって消防訓練やら管理などしっかり出来ていないみたいですね。国から県に引継ぎしっかりして欲しかったです。