韓国人客半減でも旅行収支黒字は過去最高、8月国際収支

2019年8月は日本に来る韓国人観光客は半減。全体でも2%程度の減少となりました。それでも旅行収支黒字は過去最高となっています。どういうことなのでしょう？

日本の2019年8月の旅行収支黒字は過去最高だったらしい

あれっ？確か韓国人観光客がずいぶん減ったんだよね？

（参考：「日本への韓国人観光客が40％以上急減（2019年8月））

うん。でも他の国から来る観光客が増えた関係で旅行収支黒字は過去最高だったらしい

韓国人観光客が半分になっても収支的にはマイナスにならなかったということ？

そういうことだね。それでは記事の内容などをチェックしていこう

記事「韓国人客半減でも旅行収支黒字は過去最高　８月国際収支」より

記事をざっくりとまとめると以下のような感じ。

韓国人観光客が減っても収支は過去最高

2019年8月の韓国人観光客は48%減ということでほぼ半減。日本に来る韓国人観光客だけ考えると30万人近くも減って壊滅的な状況となっています。そして日本に来る外国人観光客の全体の数字も2.2%減って252万100人ということで約4万人ぐらい減少といったところでしょうか。

すなわち韓国人観光客が30万人も減ったものの韓国以外の外国人観光客が25万人ぐらい増えたので全体としては観光客数はそれほど減らなかったということです。

韓国人観光客が減ったことが痛いと言えば痛いのですが、外国人観光客に対する韓国人観光客の割合が多すぎたことを考えると半分の30万人程度で丁度良いとも思われます。それまでの月50～60万人も日本に訪れるのはちょっと異常な状況。全体から見ると20%以上が韓国人観光客であまりにも多すぎ。韓国人観光客が減ったことで多少なりともバランス良くなったと考えるべきでしょう。

また、記事にもあるように旅行収支は8月としては過去最高でした。これは韓国の観光客は1人当たりの消費額が低いから。日本としては外国人観光客が多すぎるという声も多くなってきたので量が減って質が改善したのも良い傾向と言えます。

もちろん韓国人観光客でやりくりしている地域もあるのでその辺りは痛いのですが、そういう地域は韓国以外からの観光客の誘致を進めるべきだと思われます。それがうまくいけば全体として多少減っても収支は以前よりも良くなるということが今回の数字で明らかになっています。ただし、うまくいくまでは時間がかかると思うので、その辺りは政府も支援してもらいたいところ。

また、産経新聞など報道機関はこういった良い数字ばかりだけでなく悪いところもしっかりと報じるべきでしょう。2019年8月の日本は輸出は8.6%の減少、輸入は12.7%%の減少ということです。貿易黒字だったのは単に輸入が減ったから。数字だけ見れば黒字型不況で問題です。旅行収支は良いかもしれませんが経済としては悪い状況になっています。

2019年10月からは消費税増税していますが経済の数字を見る限りでは最悪のタイミングで消費税増税しているようにも見えます。

まとめ、考察

外国人観光客は韓国人の割合がかなり高かったから、韓国人が減って分散したというのは良い傾向

そうかもしれないね。1つの国に集中するとリスクが大きい

うん。今回みたいに仲が悪くなることもあるからね。なるべく分散した方がリスク回避には良い。それに2019年8月の旅行収支は過去最高だった

韓国人はあまり日本でお金を使わないから？

そういうことだね。韓国人観光客が減ったことで他の国からの観光客を誘致したと思うのだけどそれが思ったよりも良い結果につながったようだね。日本への観光客誘致もそろそろ数としては限界。質への改善が必要なところに、ちょうど良く韓国人観光客が減ったということで良かったのかもしれない。2019年8月だけの状況をみればありがたかったかもね

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