韓国の外貨準備高4063億ドルで過去最高（2019年10月）

2019年10月の韓国の外貨準備高4063億ドルで過去最高を更新したようです。

2019年10月の韓国の外貨準備高が4063億ドルで過去最高になったらしい

外貨準備高って何だったけ？

外貨準備高は通貨危機などに備えて持っておく外貨のことだね。韓国ウォンが売られてウォン安になった時などの防衛に使う

なるほど。その外貨準備高が過去最大ということは韓国安泰？

でも現実には過去の事例を見ると安心できそうにないんだよね。それでは記事の内容などをチェックしていこう

記事「韓国の外貨準備高４０６３億ドル　過去最高を更新」より

記事をざっくりとまとめると以下のような感じ。

韓国の外貨準備高が過去最大で安心？

韓国の外貨準備高が過去最大で4063億ドルとなっています。順調に外貨準備高は増えています。

（参考：韓国の外貨準備高の推移、内訳）

世界9位の水準ということで、この数字だけを見れば世界で最も通貨危機が起きにくい国と言えます。

しかしながら2008年の通貨危機の時には2500億ドルの外貨準備高があったのですが中国、アメリカ、日本とスワップを締結し更には日本だけで300億ドル中の200億ドルを使っても通貨危機は収まりませんでした。

（参考：韓国、外貨準備高の実態）

従って、現時点で4000億ドルあるからと言ってもそれで安全な水準と言えるのかは不透明と言えます。現実に2018年の約4000億の外貨準備高がある時点でも1200億ドル足りないという試算も出ています。

（参考：韓国、外貨準備高の実態の記事を少し下がって確認）

また、今回の記事を見るとドル安で外貨準備高が増えたという解説があります。本来、外貨準備高というのは経済危機などの時に使うものであり安全資産のドルで持つのが基本。ドル安で外貨準備高が増えるというのは本来の目的から考えると矛盾しています。

すなわちドル以外の資産がかなり多い可能性があり経済危機の時に使えない部分も多いかもしれません。現実に4000億ドルのうち使えない部分があるかもしれません。

あとは金の価格がずっと変わっていませんがそれもあり得ない話です。金相場はずっと変動しているので金資産も変動するはず。日本の外貨準備高も金資産は毎月変動しています。

（参考：韓国の外貨準備高2019の推移、内訳）

韓国のデータは注視するとおかしな部分もあるので要注意と言えそうです。

あとは文政権になってから韓国の外国からの借金も増えているのでその点も注意事項と言えるでしょう。

（参考：韓国の短期外債の割合が5年ぶりに最高）

韓国の反応

韓国の主な反応は以下の通り。

まとめ

韓国の反応を見ていると冷静な意見も多いね。やはり過去に通貨危機になったのがトラウマとしてあるからかもしれない

ドルの内訳が知りたいという意見もあるけど内訳は分からないの？

そうだね。内訳は発表していない。その辺りは日本も同じだったかと

経済が悪いからそれを心配する声も多いね

そうだね。外貨準備高よりも現在の韓国の経済状況が深刻。失業率は政府予算のアルバイトでなんとかしている状況、投資も減っているしかなり危険だと思う。今後の韓国経済情報は要チェックだね

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