「ルノーサムスン労組が再びストライキ、生産が危うい」韓国の反応も

ルノーサムスンが再びストを再開ということで揺れています。

ただし現代重工業に比べるとかなりおだやか。部分ストみたいな形のようです。

（参考：「現代重工業で労組がストと言う名の暴力行為」韓国の反応も）

こうやって比較的おやだかなストをしている分には問題視されないと思います。平和的にやってもらいたいところです。

今回はルノーサムスンのストの状況などをまとめます。

ルノーサムスンはストライキで危機？

ルノーサムスンは名前の通りルノーとサムスンの合弁会社。外資系と考えればいいでしょう。

外資系とは言え労働組合があるのでやっかい。

一説によると同じ車を作っている日本（日産）よりも20%も賃金が高く逆に生産性が低いのに、今以上の待遇を求めているとのこと。そりゃ企業側は無理と言わざる得ない。当然のように他の工場で生産した方がいいよね。

おそらくルノーサムスンの労組が比較するのは現代自動車とかでしょう。現代自動車では給与が高くて待遇も良いからルノーサムスンでも同じような待遇をして欲しいという感じ。

ここで現代自動車はまだいいのですよ。韓国企業だから韓国国内にある工場を優遇することはある程度許される（企業としてはきついでしょうけど）。

でも外資系企業となると「なんで給与が高くて生産性も悪い韓国で生産しなけりゃいけないんだ。なら他の国で作る」という話になるのは当然。このままだとルノーサムスンの韓国撤退の可能性もあり得ます。

現実に2019年3月26日にはストライキによる供給の不安定さを理由にルノーサムスンの割当を10万台から6万台に減らすことを通告しています。

労使交渉はまとまったが再び対立

そんなルノーサムスンの労使交渉ですが、話が一旦まとまったものの、労組側が持ち帰った賃金団体交渉暫定合意案の賛否を問う投票で2019年5月21日に否決。

5月22日から再び対立することになってしまったのです。

せっかく難しい妥協案がまとまったのに再びやるとか、蟻地獄のような状況。

ルノーサムスンの労組は指名スト

スノーサムスンの労組はこれ以上、会社側を刺激するのもまずいということで生産に支障の少ない34名を選出して指名ストという形で2019年5月27日にストをしたようです。

労組の妥協案なんですけど、、、今後どうするのでしょうね。

これに加えて労組執行部は座り込みストをやるらしい。

ストやるより話し合いをするしかないと思うのですけど、、、まだまだ長期化しそうな様子です。

景気もあまりよく無く、生産が落ちている状況ので労組はこんなことを続けているとやばいと思うのですけどね、、、良い条件を勝ち取るまえに仕事を失う可能性がありそうです。

ルノーサムスンの減産の可能性も

日産は既に2019年のルノーサムスンの割当を10万台から6万台に減らしています。

賃金も低く生産性も低い韓国ルノーサムスンを少しずつ見限っている状況。

（参考：ルノーサムスンの業績2019など）

このままいけば更に減産がありえるかもしれません。

ルノーサムスンの労組は早めに妥協すべきでしょう。

韓国の反応

今回のストについての韓国国民の反応は以下の通りです。

労組に対する風当たりは強いようなのですが強い世論にはなっていない様子。なんだかんだで他人事だと思っている可能性もあります。

その辺り、文大統領が労組寄りだからあまり強い世論にならないののかな？このままでは韓国全体でやばいと思います。

まとめ

こういうストが続くと企業としてはきついでしょうね。いらぬ費用がどんどんかさむ。しかも賃金が高くて生産性も低い。良いところありません。

もしかしたら韓国から補助金とか出るのがおいしいということでまだ韓国にいるのかもしれませんが限界はあるでしょうね。

部品工場も含めれば雇用にかなりの影響が出るだけにこういった労組の問題は早めに潰さないとだめだと思うのですが、労組が文大統領の最大の支持団体の1つなので現状打破は厳しいのでしょうね。ほんとやばいと思います。

★SNSフォローも宜しくです★ ツイッター⇒韓国の経済、韓国の反応など フェイスブック⇒韓国の経済、韓国の反応など SNSフォローで最新情報チェックしてね！ ブログランキングも参加しています。更新のために応援クリックお願いします ↓↓