韓国2020年4月10日までの輸出が18.6%の大幅減少

韓国の2020年4月10日までの輸出が18.6%の減少だったようです。新型肺炎の影響で韓国経済はかなり厳しい。その中で韓国経済で唯一頑張ってきた輸出も崩れそうな状況となっているようです。それでは報道の内容などを解説していきます。

記事「４月初めの韓国の輸出１８．６％減…新型コロナの影響か」より

記事をざっくりとまとめると以下のような感じ。

韓国の2020年4月の輸出も厳しい状況に

韓国経済はかなり厳しい状況になっており輸出だけが頼みの綱になっていたのですが2020年4月の輸出はかなり厳しい状況のようです。

韓国の経済は厳しい状況に

韓国は航空業界、観光業界、医療業界、外食産業など厳しい状況になっています。

日本と比較すると新型肺炎対策は厳しい。感染者が出たらその経路は全てGSPなどで把握され通ったとされるお店は休業し消毒することが義務化されます。もちろんそれらのお店への来店は減る。

そのためにお店の売上が減って営業もできないような状況。店舗によっては売上9割減というお店も。

更に政府の中小企業への支援も弱く次々と倒産が出ている状況です。

（参考：韓国ではカフェや居酒屋やコンビニなど1600以上が廃業、旅行業者は100以上が廃業）

その影響で失業者が急増。2020年3月の失業保険の申請件数は昨年の1.5倍になっています。

（参考：韓国の失業給付申請が昨年の1.5倍に失業率も急増か（2020年3月））

更には無給休職などで何とかつないでいる企業も多くそれもいつまで続くか分からない状況。

日本よりも新型肺炎に厳しい対応をしたことで内需が冷え込み厳しい状態になっているわけです。

ただ韓国は外需中心の国です輸出さえしっかりしていたら比較的持ちこたえることが可能。逆に言えば最後の望みは輸出となっています。

この輸出が崩れたら本当に大変。大企業は生産調整をせざる得ない。そうなると中小企業も生産調整せざる得ない状況になり体力のない企業は次々と倒産していく可能性があります。

外需頼みの韓国としてはメインの輸出だけは何とか持ちこたえたい。

2020年3月の輸出は善戦

そして韓国の2020年3月の輸出は昨年比0.2%の減少でした。稼働日が多かったので現実には6.4%の現状だったのですがそれでも新型肺炎の影響があった3月としては善戦したと言えるでしょう。

このように輸出が何とかなっている状況ならば韓国経済もぎりぎり保っていることができると思われます。

（参考：韓国2020年3月輸出は0.2%減で大善戦！？）

2020年4月は輸出も厳しい

しかしながら2020年4月10日までの輸出を見る限りでは、唯一の頼みの綱の輸出も厳しい状況になりそうです。4月10日までの数字ではありますが前年比18.6%もの大幅減少。

輸出が減少することで大企業が苦しいのはもちろんのこと余裕の無い中小企業は更に厳しい。

倒産する企業が多数出てくることが予想されます。

更に輸出が減少して貿易赤字にもなればウォン安からの通貨危機の可能性もあります。

2020年4月前半の状況を見る限り輸出頼みと言われた韓国経済の輸出も崩れ始めています。韓国経済がどこまで落ち込むのか予想するのも困難な状況と言えます。

韓国の反応

韓国の主な反応は以下の通り。

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