韓国の自動車輸出2020年4月は40%以上の減少か、連合会は緊急政府支援を要請

韓国の自動車輸出2020年4月は43％もの減少になるとの見通しが出ています。輸出減少による被害は甚大。政府の支援が必要とされています。自動車業界以外にも今はどこもかしこも支援が必要という声が上がっており韓国の今後が心配なところです。それでは韓国報道の内容を解説していきます。

記事「4月の自動車輸出43％減る、部品メーカー連鎖倒産の懸念」より

記事をざっくりとまとめると以下のような感じ。

韓国の自動車産業も厳しい

韓国の自動車産業も厳しい状況となっています。

自動車メーカーは現代自動車、起亜自動車以外は瀕死の状況

韓国の自動車メーカーは現代自動車、起亜自動車の現代自動車グループの2社、そして双竜自動車、韓国GM、ルノーサムスンの合計5社になります。

現代自動車、起亜自動車は2019年が絶好調だっただけにまだ余裕があるほうです。問題は双竜自動車、韓国GM、ルノーサムスンでしょう。2019年のウォン安で有利な状況でも赤字を出しており厳しい状態でした。今年の新型肺炎で経営の危機に瀕していると思われます。

特に双竜自動車は株主のマヒンドラにも見捨てられ資金繰りが困難な状況。

（参考：マヒンドラが双竜自動車への支援打ち切りで大ピンチ！？）

倒産の危機になっており現実的に見れば現代自動車が拾うとか他の企業に身売りするしかないように見えます。ただし今はどこも苦しい状況でそれさえも難しいかもしれません。

部品工場は更にピンチ

また韓国国内自動車業界は400万台以上の生産が必要とされています。それは完成車メーカーのためというよりは部品企業に直結する話。

2019年は400万台を久しぶりに切ってしまったので部品メーカーは稼働をストップするとことも多く時短生産しているケースも多く見られました。

当然、今年は新型肺炎の影響で更に生産台数が減ると見られ300万代の生産も困難になるかもしれません。もともと赤字で厳しいとされていた韓国国内の部品企業ですが状況は悪くなるばかりで相当に厳しいと言えます

（参考：韓国、自動車部品工場が赤字で倒産の危機）

政府支援がなければ下半期に自動車部品企業の連鎖倒産も

そして連合会は政府支援がなければ下半期に自動車部品企業の連鎖倒産すると警告しています。

下半期どころか5月ぐらいですでに厳しいのではないかと思いますがとりあえずは無給休職や親会社からの支援で何とか繋ぐような感じでしょうか。

韓国政府の早めの対応が必要と思われますが韓国政府も各業界から支援を求められている状況。更には新型肺炎対策で既に予算は目一杯使っておりこれ以上の支援は困難。

現実的に韓国には打てる手が無くなっているようにも見えます。

韓国の反応

韓国の主な反応は以下の通り。

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