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中国武漢発の新型肺炎が猛威をふるっています。1月下旬から感染者数が爆発的に増加。2月初旬もその勢いは衰えず、感染者数は数十万人になるのでは?という予測も出ています。
目次
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中国の武漢閉鎖などの対応
中国の武漢閉鎖などの対応は以下の通り。
感染が拡大している武漢市からの移動を制限(1月23日)
武漢市で感染が拡大しているとして中国政府は武漢市からの移動を制限することを決定。
武漢市は1月23日午前から空港と鉄道の駅で武漢から離れるルートを閉鎖すると通達し、バスや地下鉄などの市内の交通機関も止め、レストランなどの公共施設に入る際にはマスクの着用を義務付けました。
武漢市に近接する黄岡などの移動も制限(1月24日)
その後、湖北省では計10都市が一部交通機関の運行を停止。
赤壁、仙桃、枝江、潜江、咸寧、黄石、恩施市はバスの運行を停止。枝江市は病院、スーパーマーケット、ファーマーズマーケット、ガソリンスタンド、薬局を除くすべての公共施設を閉鎖した。
恩施市は屋内の娯楽施設も閉鎖。また、鄂州市は列車の駅を閉鎖。
湖北省全域に移動制限を実施した形です。
北京市、市境超えるバスの全面運行停止 新型肺炎対策(1月26日)
北京市政府は1月26日日から市境を超えるすべてのバスの運行を停止。中国国内でも移動制限が及んでいます。その他、中国全土で移動制限がなされています。
上海、香港など出歩く人が極端に減りゴーストタウン化の状況も見せているとのこと。
(香港では香港ディズニーランドの営業を1月25日から休止)
武漢で病院の完成(2月2日)
武漢では2月2日に病院が完成。これまでは感染者の受け入れも困難な状況でしたが受け入れ体制ができたことで一定の落ち着きを見せる可能性があります。
ただし病棟は1000しかなく、これだけの数では焼け石に水という声もあります。
中国全土への感染増大
武漢での封じ込めを狙った中国政府でしたが、残念ながら中国全土に感染が広がっています。2月4日現在で感染者数は2万人以上、死者数は400人以上とのことで以下のグラフを見る限りは収束するようには見えません。
また武漢など湖北省地域の感染者が60%ということで残りは中国全土。封じ込めにも失敗している状況となっています。
このままの調子ならば今週中(2月9日)までには感染者数は3万人、死者数は600人を超えると思われます。
(最新情報:新型肺炎の感染者数の推移、国別情報や日本人症例)
WHOが緊急事態宣言、世界各国が中国への移動制限も実施
WHOが2020年1月30日に緊急事態宣言を出したことで更に各国の動きが慌ただしくなりました。
アメリカは1月31日から中国全土からの外国人の渡航を禁止に。
イギリスも実質的に中国からの渡航を禁止。その後2月4日には中国全土にいるイギリス人に退避勧告を出しています。
日本は1月31日から中国・湖北省のみからの外国人の入国を禁止にしています。ただし中国全土からの入国禁止ではないということで懸念があります。
韓国も2月4日から中国・湖北省のみからの外国人の入国を禁止にしています。
中国、武漢閉鎖などはいつまで?
先のデータで紹介した通り、2月初旬の時点では中国全土で感染者数、死者数が増大しており収束の雰囲気はありません。
そして収束するまでは武漢閉鎖や移動制限などがいつになるか判断が困難です。
ざっと見たところでは感染力は強いものの世界各国では広がりを見せておらず一定の封じ込め効果が見られます。
そのため中国全土でも、遅くとも2月末ぐらいまでには何らかの傾向が見られることでしょう。そして春先には移動制限も解除されると予想します。
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この中国新型肺炎は、医療的には、(まだ時間かかるでしょうが)収束めどは見えてきそうかと思います。
一報中国が経済的に、ここまで大きくなったので、経済的波及は
まだまだ全く見えません。