現代重工業が株主総会で法人分割を承認、大宇造船海洋との合併へ進む

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現代重工業が大宇造船海洋と合併するための最初の段階として2019年5月31日開催予定の株主総会があります。株主総会では合併の承認を取り付ける最初の手続きを進めます。

でもそれに反対したのが現代重工業の労組(労働組合)。

5月29日には株主総会の場所を占拠するに至りました。

でも現代重工業はその妨害をかいくぐって株主総会を開いたようです。

そうして何とか合併に向けての第一関門を通過した形になります。

その辺りの状況をまとめます。

目次


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現代重工業と大宇造船海洋の合併

<合併についてのおおまかな状況>

  • 供給過多で船舶の価格下落
  • 企業の経営が困難な状況に
  • 業界1位の韓国重工業、3位の大宇造船海洋の合併が進行
  • 現代重工業は韓国造船海洋、現代重工業に分割を株主総会で決定予定
  • その後、韓国造船海洋と大宇造船海洋が合併する予定
  • それらの動きに労組(労働組合)が猛反発中

造船業界は日本がかつて強い分野でしたが韓国、中国が国策として企業を多く立ち上げ企業過多、いわゆる供給過多の状況になってしまいました。

とにかく受注を取ろうとして安値で入札、企業によっては国からの支援を受けて安値受注をしています。それによって船舶の価格は大幅に下落、安値合戦が続くことで経営が苦しくなる造船会社が続出しています。

そこで経営合理化の一貫として業界1位の現代重工業と業界3位の大宇造船海洋の合併話が出てきました。

最初の段階として現代重工業は中間持株会社である「韓国造船海洋」(存続)と完全子会社である「現代重工業」(新設)に分割されます。これが今回の株主総会での決定事項。

次に「韓国造船海洋」と「大宇造船海洋」と合併するという手順になります。

それに猛反発したのが現代重工業の労組です。5月29日には株主総会の場所を占拠するなど妨害活動を続けました。けが人も多く出ており大変な状況。

(参考:「韓国では労組が企業買収をも阻止?」韓国の反応も

 

現代重工業の労組は何故、反発しているのか?

現代重工業の労組はこの合併話に反発しています。

その理由は会社の分割が労働者にとって不利になる可能性を感じているからです。

合併の最初の第1段階は現代重工業が中間持株会社である「韓国造船海洋」(存続)、完全子会社の「現代重工業」(新設)に分割するのですが、その際に「韓国造船海洋」はソウルに移転しします。

そして新設の「現代重工業」は蔚山に残り、非上場会社として造船や海洋プラントなどの生産を担当します。蔚山に残る新設会社は負債7兆ウォン近くをかかえているために大幅な調整が避けられない(従業員の解雇なども含む)と見られています。

ということで労組(労働組合)は猛反発。

赤字企業だけを残され、更には雇用の不安もかかえ蔚山市としてもこの動きに反発しています。

 

現代重工業の法人分割案件が株主総会で通過

株主総会の場所を占拠されてしまった現代重工業でしたが、株主総会の場所を蔚山大学体育館に変更し法人分割のための臨時株主総会を開き案件を通過させました。

企業としても進めたかった買収話ですが株主としても経営合理化を図る動きは歓迎するところだったので最初の1つの山を超えてほっとしていることでしょう。

現代重の法人分割、株主総会で通過…労働組合員はバイクで変更場所に移動

(以下、一部引用)

現代重工業の法人分割案件が株主総会で通過した。現代重工業は31日、当初予定されていた蔚山(ウルサン)ハンマウム会館から蔚山大学体育館に場所を変更して法人分割のための臨時株主総会を開き、案件を通過させた。会社側は株主に午前10時30分から場所の変更を公示し、株主総会は午前11時10分に始まった。

現代重工業のある関係者は「2019年の最初の臨時株主総会は予定の時間に予定の場所で開くのが不可能な状況だった」とし「やむを得ず当社の臨時株主総会の時間と場所を変更し、株主総会で法人分割案件が通過した」と述べた。

(引用ここまで)

引用元:現代重の法人分割、株主総会で通過…労働組合員はバイクで変更場所に移動(中央日報(ヤフーニュース内)2019年5月31日)

ただ、今後も労組の反発などが続くでしょうし順調に進むとは思いづらいところ。

 

まとめ

とりあえず最初の段階の現代重工業を「韓国造船海洋」と「現代重工業」に分割することを株主総会で決定するところまできたようです。

次は「韓国造船海洋」と「大宇造船海洋」の合併に話が移るのでしょうが話はすんなり進むのでしょうか?労組の反発が更に強まる可能性もあり余談はゆるさないと思われます。

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